吸血鬼によく似た彼女は暗殺教室の裏切り者にされるが……

30 表情 ページ32

貴｢それにしても､今考えてみればあなた達は仲間を思ってあんな事をしたのよね……それは良いと思うわ｣

Aは剣を磨きながら言う

貴｢まぁ､私のことをたすけてくれたお礼に暗殺の基本の演技を教えてあげる！｣

中｢そもそも､手前らは演技をやったことはあるのか？｣

茅｢確か､渚とか得意だったよね！｣

渚｢え？そうなのかな？｣

貴｢確かに､渚は演技の見どころがある｡良いと思うわよ！｣

業｢そういえば､太宰先生と龍之介くんは？｣

貴｢あの2人ならさっき早退したわ｡用事があるみたいだから｣

中｢まずは､表情を鍛えることが大切だ｡じゃないと､表情どころか演技もできねぇぞ｣

貴｢ねぇねぇ！莉桜！あなたはどんな演技や表情を見せてくれるの？怒り？それとも喜び？｣

莉｢本当に表情やキャラが変わってる……そうだな〜やっぱり歓喜かな｣

貴｢へぇ〜､やってみてよ｣

莉｢え？｣

貴｢だからね､やってみて｡そうね〜相手は中也にしてもらおうか！｣

中｢俺はいいが､中村はどうする？｣

莉｢Aが言うならやるよ！｣

貴｢決まりね！じゃあ､初めて！｣

莉｢ねぇ､中也くん｣

中｢どうした？｣

莉｢私ね､中也くんと友達になれて凄く嬉しいよ｣

中｢そうか､俺も嬉しい｣

貴｢一旦やめて！莉桜ちゃん､今中也と友達になれて嬉しいのでしょう？それなら､もっと元気に言ってみて｡少しは変わるから｣

莉｢わかった｡｣

貴｢と､いうわけで｡これで私たちからの授業は終了よ！この授業は１ヶ月に1回はするからお願いしますね｡｣

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