吸血鬼によく似た彼女は暗殺教室の裏切り者にされるが……

10 コンティニュー ページ12

貴｢首領､これでE組から姫石の件についての記憶を消し終わりました｣

森｢Aちゃん､どうしてE組達にコンティニューをさせてあげたのかな？｣

貴｢それは､復讐ですよ！首領！記憶を消して平和の学校生活を送りその途中に私の裏切り者扱いされた真実を伝えて絶望させる｡ということです｣

森｢Aちゃんらしい考え方だね｡それと､Aちゃん達に任務だよ｡どうやら京都にポートマフィアの情報を流している輩がいるんだ｡その始末をお願いしたい｡｣

貴｢おまかせください｡すぐに手配します｡｣

森｢あと､この任務は私とエリスちゃんも行くことにしたんだよ｡｣

貴｢え？何故です？｣

森｢それはね､せっかくの京都だしエリスちゃんの着物姿が見れるかもしれないじゃないか！｣

貴｢…………｣

森｢お願いだから無言やめて！｣

エ｢そりゃあ､Aも無言になるわよ｡それより､ねぇA！私絵をかいてきたの！｣

貴｢すごいです！エリス嬢！｣

エ｢Aにあげるためにかいてきたの！｣

貴｢私にですか？ありがとうございます！｣

エ｢今回の任務は私も一緒に行けるし､Aも私の絵で喜んでくれたし､幸せね！｣

森｢あの〜､私の事忘れてません？｣

エ｢リンタロウは黙ってて！｣

森｢エリスちゃ〜ん……｣







貴｢あ､中也だ｣

中｢Aか､その絵はなんだ？｣

貴｢この絵はエリス嬢がくれたの！｣

中｢この木に帽子を被せてるのが俺か｣

貴｢あ､よく見ると首領もいるんだ｡｣

中｢どこにいるんだ？｣

貴｢ほら､これ｡黒い点にリンタロウってかいてある｣

中｢すごい扱いされてんな〜首領｡｣

貴｢ねぇ〜｣

中｢Aは本当にエリス嬢から好かれてるんだな〜｣

中也はAとエリス嬢がかいてある方の絵に目を通す

中(エリス嬢にも誰にもAを渡す気なんてねぇ！)

貴｢中也〜どうした〜｣

中｢わりぃ考え事してた。｣

貴｢へぇ〜､そろそろコンティニューが開始されるね〜｣

中｢A､大丈夫か？｣

貴｢大丈夫｡中也にも言ったでしょう｡このコンティニューの目的を｣

中｢あぁ､しっかり聞いた｣

貴｢それと､次の任務は首領とエリス嬢も来るから｣

中｢え？首領達が？｣

貴｢京都に行くらしいよ〜｡私はエリス嬢と行けて嬉しいや〜！｣

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