61 怪盗たるもの人を楽しませるのも大事 ページ34
貴｢今日は何を盗むの？｣
ジ｢今日はなし｡まぁ､気が変わったら予告状を出して行くかな｡｣
貴｢ていうか私､今日1人で行くわね！｣
ジ｢何でだよ！｣
貴｢今日はショーにある宝､桜の玉の枝をいただくの！｣
ジ｢じゃあ､俺もそうしよー！｣
貴｢まぁ､いいけどさ｡ハチくん､紅茶をお願い！｣
ハ｢はいっす！｣
ショー会場
貴｢やっぱりまずはショーを見てからにしましょうか｣
ジ｢みあはこのショーは何やんのか知ってんのか？｣
貴｢知らない｣
ジ｢だろうな｡ハチは？｣
ハ｢確か､どっかの戦隊モノっす｣
貴｢私､興味なしかも｣
ジ｢そろそろ開始するみたいだな｣
ショーが始まり5分後
ハ｢ありゃりゃ､みあさん寝ちゃいましたね｣
ジ｢まぁ可愛いからこのままにしとこー｣
ハ｢ジョーカーさん｡ちゃっかりみあさんの寝顔撮ってるじゃないすか｣
司会｢さぁ！みんなで赤レンジャーを応援しよう！｣
子供｢がんばれー！｣
貴｢……何か来る｣
ジ｢え？｣
バンッ！
強盗｢動くな！｣
子供｢！！｣
貴｢……｣
強盗｢俺は強盗だ｡桜の玉の枝はどこにある？｣
司会｢あそこのケースの中です……｣
強盗｢あれか｣
強盗が宝に触ろうとすると
貴｢私の宝に触らないで！！｣
みあはグングニルを投げる
強盗｢誰だ！！｣
貴｢私は怪盗スカーレット！予告通り桜の玉の枝を頂きに来ました！｣
ジ｢同じく怪盗ジョーカー！その宝は俺たちの物だ！触んじゃねぇ！｣
子供1｢どうして怪盗が？｣
親1｢今は怪盗達を見守りましょう｣
みあは司会者からマイクを取ると
貴｢どうもー！みなさんこんにちはー！さっき言った通り怪盗スカーレットでーす！この強盗犯､私様の宝に触ろうとした挙句みんなを怖がらせたんだよ〜！そんな状況でも私たちがあなた達の記憶に残るような時間を提供しまーす！｣
強盗犯｢ふざけたことを！｣
強盗はみあに包丁を向け突進してきた
ジ｢みあに触れるな！｣
ジョーカーは包丁をトランプで阻止する
貴｢確かこのショーって戦隊モノだよね！なら悪は強制退場よ！さぁ､みんな｡私に力を貸してちょうだい！｣
司会｢よし！みんな！スカーレットを応援しよう！せーの！｣
子供｢がんばれー！！！｣
貴｢いいわ！今日はすごくいい！さぁ悪役さん私の弾幕をくらいなさい！｢ミレニアムの吸血鬼｣！！｣
強盗｢弾幕なんて喰らって溜まるか！｣
強盗はギリギリで避ける
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作者名：桜姫 | 作成日時：2020年5月21日 23時
