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旅人side
旅「公安…」
そんな人たちがどうして…そこまでする必要があるのかな。
増「どうやら以前から追ってたみたいなんだってさ。」
旅「以前から？」
土「まぁ、俺たちも、話は少しだけ聞いた事があって、相当な危険人物だって事が印象付けられたな。」
旅「でも、ただの殺し屋になんで、公安が…？」
殺人を犯したなら犯罪者として、増子さん達のような警察が動くはず、考えるとしたら…
旅「(…Aさんが、公安に追われるような何かを犯した？)」
増「んー、そこなんだけど……教えてくれる訳ないよねー。」
土「公安は極秘が多いですからね。考えるとしたら、何か公安が動くような事件を犯したか、公安がマークしている重要人物と関わっている、って事ぐらいですかね。」
増「そうなるなー。てことは、だよ日暮さん。」
旅「はい？」
土「此処にも来るかもしれない。」
増「いや来るね。此処のこと、もう調べてるでしょ。」
増子さんの思わぬ発言に僕は驚くけど、すぐに納得した。
旅「灯衣…」
それしかない。僕達が初めて彼の存在を知った事件だ。
増子さんも土井さんも考えてたことは一緒らしく頷いた。
そこで気付いた。
旅「あの…公安が捜査するなら、増子さん達は？」
そう言えば苦い顔をして、土井さんが答えた。
土「昨日、突然事件に関する書類を全部持っていかれた。」
眼鏡を取り拭きだす。
旅「それじゃあ…」
増「監視されるはずだから、此処に来ることも難しくなる。それに、これから事件が起こっても、こっちに情報は何も降りてこない。」
土「くそっ、俺たちが調べてたのに全部持っていきやがってっ、協力したと同じだろ！情報ぐらい寄越してくれてもっ！」
悔しさを露わにしている土井さんに対して、増子さんはいつも通り冷静そのまま。でも、表に出さないだけで、きっと悔しいはずだ。
二人を見つめたまま、僕は、一つの悩みができた。
増「長居しすぎた、そろそろ。」
土「そうですね。悪い、取り乱して…」
旅「いえ…」
ソファから立ち玄関へと続く。
増「そだ。」
ドアの前まで来て振り返り、忠告するかのように増子さんは言った。
増「一人、公安に厄介な人がいるから気を付けてね？」
旅「厄介？」
土「誰ですがそれ？まさか！公安に知り合いがっ！！」
増「あー！煩いなー！話してるの聞いたんだよ。」
旅「名前はなんて言うんですか？」
耳を抑えながら思い出しているようだ。
増「名前？名前ー、んーなんだっけ………名前ー…、…くく…く？あっ
倉木、尚武。」
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扇(プロフ) - ありがとうございますー！もっと面白くしていく所存です！！ (2017年5月29日 22時) (
レス) id: 2b7359f422 (このIDを非表示/違反報告)
awtwmjtngt - 面白いです。最新待ってます。頑張ってください。 (2017年5月29日 20時) (レス) id: c36a27a292 (このIDを非表示/違反報告)
扇(プロフ) - 私も男主が好きで、少ないから自分で書こうと思って始めたんです！もっと面白くできるように頑張ります♪ありがとうございます！！ (2017年5月12日 18時) (レス) id: 2b7359f422 (このIDを非表示/違反報告)
ましまろ - 男主探してて見つけて読んだら結構面白くて続きが気になって仕方ないですｗ更新頑張ってください! (2017年5月12日 17時) (レス) id: a5b79a8148 (このIDを非表示/違反報告)
扇(プロフ) - ありがとうございます！実はスランプ状態でして…ですが頑張ります！ (2017年5月6日 22時) (レス) id: 2b7359f422 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：扇 | 作成日時：2017年4月1日 1時
