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陽子side
…
A「……。」
陽「……。」
Aさんの方へ顔を向ける。ゆっくりと。
陽「…………………えっ？…」
A「……えっ？…」
何を言われたのか、理解できなかった。…感情？感情を、教えてくれ？って言った…？感情を教えてくれだなんて、そんなの、まるで…
陽「(感情が、ない人が言う言葉…。)」
そのままじっと見ていると、自分が言った言葉に何故が戸惑っている様子。
陽「(そんなはず、ないよね。)」
頭をガシガシと掻き、視線を漂わせている。
陽「…あの「あー」？」
A「何でもない。何でもないから、忘れてくれ。」
陽「えっ、でも…」
A「本当にっ！何でもねーから、気にしないでくれ。」
そう言うと、そっぽを向いて立ち上がった。
A「悪いな引き止めて。変なことも言っちまって…。行くわ。」
あっお礼をまだ…
背中を向け、足早に去っていこうとするから私も立ち上がり、咄嗟に手を伸ばした。
陽「あっ、待ってくださいぃいっ！？」
がしっとAさんのパーカーを確かに掴んだ瞬間、ドンッと後ろから何かに衝突され前へと、Aさんの背中へと突き飛ばされた。
だから必然的に、私がAさんの背後から抱きついている形になってしまった。
A「うおっとー、何だ？大丈夫かおい。」
灯「ﾊｧﾊｧ、あーー！！陽子先生！なんでA兄に抱きついてるのおーーー！！」
公園にいる人たちの視線が私達に集まる。
陽「灯っ灯衣ちゃん！声が大きいよ！」
離れようとする…けど(汗)
ファ「ワンワンッ」
陽「ファミリーィイ…。」
ファミリーが体重を前足にかけて私の背中に乗せたままだから、離れられない。
ファミリーは大きいから…
すると突然
灯「ねぇ！みんなでお散歩しようよ！！」
A・陽「「お散歩？？」」
灯「うん！」
前に回り込んだ灯衣ちゃんは、Aさんの両手をとると「行こ行こ！」と、期待の目で見てきた。
A「お散歩って…俺職業柄、表に出ちゃマズイんだよ。」
陽「それなら！お礼だけでもさせてください！」
灯衣ちゃんの発言に乗り提案する。そしてしばらく黙り込んだ後、溜息をついた。
A「礼くらいなら…」
陽「！、ありがとうございます！！」
灯「やったー！！」
初めてAさんを引き止められたことが嬉しくて、灯衣ちゃんと喜んだ。灯衣ちゃんはAさんの両手をゆらゆら揺らしている。
A「ところで、陽子さん。」
陽「はい！」
A「…まだ抱きついてるか？」
陽「…………ハッ！」
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扇(プロフ) - ありがとうございますー！もっと面白くしていく所存です！！ (2017年5月29日 22時) (
レス) id: 2b7359f422 (このIDを非表示/違反報告)
awtwmjtngt - 面白いです。最新待ってます。頑張ってください。 (2017年5月29日 20時) (レス) id: c36a27a292 (このIDを非表示/違反報告)
扇(プロフ) - 私も男主が好きで、少ないから自分で書こうと思って始めたんです！もっと面白くできるように頑張ります♪ありがとうございます！！ (2017年5月12日 18時) (レス) id: 2b7359f422 (このIDを非表示/違反報告)
ましまろ - 男主探してて見つけて読んだら結構面白くて続きが気になって仕方ないですｗ更新頑張ってください! (2017年5月12日 17時) (レス) id: a5b79a8148 (このIDを非表示/違反報告)
扇(プロフ) - ありがとうございます！実はスランプ状態でして…ですが頑張ります！ (2017年5月6日 22時) (レス) id: 2b7359f422 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：扇 | 作成日時：2017年4月1日 1時
