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Aside
…ﾊｧ
此処は、確かあの子が誘拐された公園。
俺は、今そこのベンチに座って溜息をついている。このベンチも、あの子をおぶって来た際に、休憩に使ったはず。
ぱたぱたぱた
俺が何で溜息をついているのか、気になる？気になるよな〜気にならないやつも聞け！てか聞いてくれ。
簡潔に言うと、俺は今非常に困つている。つがっにならないくらい。
A「懐かれたなぁ〜」
俺が撫でれば尻尾を千切れんばかりに振るこの犬。いや、ファミリーつったか？
ファ「ﾊｯﾊｯﾊｯ」
手を近付ければ頭を擦り寄せる。
何故こうなったのか。
＿＿＿＿＿＿
あの家を出て、少し歩いた瞬間から何かが付いて来る音には気づいていた。それが人間じゃなく動物、こいつだって事も。出会った時のように走って来る(追突)でもなく、ぽてぽてと歩きながらゆっくり付いて来た。俺が止まれば止まり、歩けば歩く。引き返す様子もない。俺が連れてって返そうかとも考えたが、あの後のことだ。俺だってキマズイ。だから…
道の途中にあった角を曲がり、犬から死角になったとこで猛ダッシュ。その後も入り組んだ道を通ったり細い道、路地を通りそして此処に着いた。
＿＿＿＿＿＿
A「犬と鬼ごっこしたのは初めてだったな。」
勝ったのは見ての通りこいつ。一休みのついでにベンチで昼寝。次に目を覚ました時には足の間にファミリーがお座りし、膝に顔を乗せすぴすぴ寝ていた。
俺はもうお手上げ状態。まぁいいかと思い、このままでいる。
A「視える、か。」
ぼーっとしてれば、考えるのはあの男のこと。感情が視えると言っていた。本当か？でも、本当なんだろうな、俺が考えていたことを言い当てやがったんだから。
A「(俺の感情も視えたんだろうな。どんな色だったかな？模様だったかな？…どうせ汚れてんだろうな。てかっ視えないか、ねーから視えないか。でも視えてたな…ん？考えてもわかんねぇーなー、聞いた方が…いやでもあいつ苦手だ。苦手になった。…けど) 聞きてぇなぁ。」
ファ「ワンッ」
俺の呟きに答えるようにファミリーが鳴いた。と同時に聞こえる足音と声。
灯「お兄さーーーーーーーん！！」
声でけぇよ…。
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扇(プロフ) - ありがとうございますー！もっと面白くしていく所存です！！ (2017年5月29日 22時) (
レス) id: 2b7359f422 (このIDを非表示/違反報告)
awtwmjtngt - 面白いです。最新待ってます。頑張ってください。 (2017年5月29日 20時) (レス) id: c36a27a292 (このIDを非表示/違反報告)
扇(プロフ) - 私も男主が好きで、少ないから自分で書こうと思って始めたんです！もっと面白くできるように頑張ります♪ありがとうございます！！ (2017年5月12日 18時) (レス) id: 2b7359f422 (このIDを非表示/違反報告)
ましまろ - 男主探してて見つけて読んだら結構面白くて続きが気になって仕方ないですｗ更新頑張ってください! (2017年5月12日 17時) (レス) id: a5b79a8148 (このIDを非表示/違反報告)
扇(プロフ) - ありがとうございます！実はスランプ状態でして…ですが頑張ります！ (2017年5月6日 22時) (レス) id: 2b7359f422 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：扇 | 作成日時：2017年4月1日 1時
