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旅人side
その知らせは雪路から聞いた。そして、二人で目的の場所へと急いだ。
あの後…
＿
トウワン工場から灯衣のネームが、血が付いた状態で発見されたと土井さんから聞いて、僕は居ても立ってもいられなくなった。
陽はもう沈んで、外は暗かったけど、そんなこと気にしている暇はない。
旅「探さないとｯ」
雪「ちょっちょっと待てよ兄貴！」
陽「日暮さん！」
雪路と陽子先生が左右から止めに入って来た。
旅「大丈夫だよ、今日はあまり使ってないし、それに早く見つけないと…」
雪「だから待てって！本気か！？ここからその工場まで何時間掛かると思ってんだ！！」
陽「そうですよ！もう外は真っ暗で今からだと日が明けてしまいます！それじゃあ日暮さんの体力が持ちません！！」
二人がなんとか引きとめようとしてるけど、今の僕は、何を言われても頭に入ってこない。
旅「…ネームに血が付いてたんだ、あそこに入れられた後、何かあったんだよ。」
亀「旅人さん！少し落ち着いた方がいいっすよ！灯衣ちゃんなら大丈夫です！強い子だってこと、日暮さんならわかるはずですよ！」
亀吉が僕の前に出て、宥めようとしてくれている。
亀「それに、警察の人たちが、一生懸命探してくれています！見つからないわけがないっす！」
ニカッと効果音がつきそうなくらいの笑顔で僕を見る。
雪「何偉っそうに言ってんだよ！この！」
亀「あいたっ！えー、いいこと言ったと思ったんすけど、雪路さんはどう思いました？？」
雪「うるせぇ近けぇ！」
雪路に顔を近づけて意見を求める亀吉と亀吉の頭を二度叩く雪路。でも二人とも笑っていて、いつの間にか空気は和んでいた。
僕も、いつの間にか落ち着きを取り戻している。
陽「日暮さん、大丈夫です！灯衣ちゃんは絶対帰ってきます！実は私も探したい気持ちでいっぱいですけど、今は信じて待ちましょう。そしてまた明日、皆で灯衣ちゃんを探すんです！」
陽子先生も微笑みながら、強い目をしてそう言った。
増「そんなこと言われちゃこっちは頑張んないとねー。明日探すなら、また車出したげる。土井が」
土「もーまた決めて…別に良いですけどね！」
旅「ありがとうございます。助かります。」
増「見つけたらすぐ連絡しますから。宜しくー。」
そう言って昨日は別れたんだ。
その夜、連絡は来なかった。
＿
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扇(プロフ) - ありがとうございますー！もっと面白くしていく所存です！！ (2017年5月29日 22時) (
レス) id: 2b7359f422 (このIDを非表示/違反報告)
awtwmjtngt - 面白いです。最新待ってます。頑張ってください。 (2017年5月29日 20時) (レス) id: c36a27a292 (このIDを非表示/違反報告)
扇(プロフ) - 私も男主が好きで、少ないから自分で書こうと思って始めたんです！もっと面白くできるように頑張ります♪ありがとうございます！！ (2017年5月12日 18時) (レス) id: 2b7359f422 (このIDを非表示/違反報告)
ましまろ - 男主探してて見つけて読んだら結構面白くて続きが気になって仕方ないですｗ更新頑張ってください! (2017年5月12日 17時) (レス) id: a5b79a8148 (このIDを非表示/違反報告)
扇(プロフ) - ありがとうございます！実はスランプ状態でして…ですが頑張ります！ (2017年5月6日 22時) (レス) id: 2b7359f422 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：扇 | 作成日時：2017年4月1日 1時
