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灯衣side
一目見て思った。
パパだって…本当のパパじゃないよ。フンイキが似てる。
寝てる時も、灯衣に話しかけてきた時も、それは同じだった。…女の人の扱いは違かったけど。それと、笑った時も。
フンイキの他にも、パパと似たようなところがあるような気がするけど、そこまではわからない。
でも、このまま行かせちゃったら、もう会えないような気がした。だからスボンを離さないように両手で掴んだ。
灯「行かないで！」
A「へっ？」
すごく驚いてる。
お仕事が忙しいのはわかってるけど、行かせちゃだめ、行かないでほしい。
榎「どっどうしたんだ灯衣？」
A「あの、お嬢ちゃん、離してくんねぇかな？」
灯「灯衣！お嬢ちゃんじゃない！」
A「えぇ？じゃぁ、灯衣ちゃん？離してくれない？」
行かせないために必死にいい言い訳を探した。
灯「あっお礼！お礼をさせて！灯衣を助けてくれたから！パパに教えてもらったの、親切にしてくれた人にはお礼をするんだよ？って、だからお願い！」
A「お礼って…子供にそんなこと「なら」…おっさん」
榎「灯衣の家族に会ってやれ。会うくらいなら、ちょっと仕事が遅れてもいいだろ？…どうだ？」
灯「おじさん！」
榎木のおじさんが、お兄さんを引き止めることを言ってくれた。これでお兄さんも納得するかな。
お兄さんはおじさんをジッと見て言った。
A「便乗すんなよ、おっさん…」
そのあと、はぁ…っと、溜息をついた。
A「俺がやってることが、そんな生易しいものじゃないってことぐらいわかるだろ？」
榎「っだがなA…」
おじさんが黙っちゃった。するとお兄さんはおじさんから目を離し、しゃがみ込んで灯衣の目を見た。
A「灯衣ちゃん？悪いな。なんでそんなに初対面の俺を引き止めたいのかはわかんねぇけど、行かなきゃなんねぇんだ。大事な仕事があるから。それに、君と俺とは…！」
お兄さんが話を止めて外を見た。瞬間、灯衣を見て、にこっと笑った。
A「迎えが来たぞ。」
そう言って立ち上がり、行こうとしたから緩んでいた両手にまた力を入れて止めようとした。
灯「待っ((ｼﾞﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘ!!きゃっ」
大きな音が鳴り、思わず手を離してしまった。その隙にお兄さんは抜け出して玄関に。
A「じゃっもう誘拐されんなよ！」
手を上げて言いながら外に出て行ちゃった。
灯「あっ！」
追いかけて外に出たけど、お兄さんの姿はもう何処にもなかった。
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扇(プロフ) - ありがとうございますー！もっと面白くしていく所存です！！ (2017年5月29日 22時) (
レス) id: 2b7359f422 (このIDを非表示/違反報告)
awtwmjtngt - 面白いです。最新待ってます。頑張ってください。 (2017年5月29日 20時) (レス) id: c36a27a292 (このIDを非表示/違反報告)
扇(プロフ) - 私も男主が好きで、少ないから自分で書こうと思って始めたんです！もっと面白くできるように頑張ります♪ありがとうございます！！ (2017年5月12日 18時) (レス) id: 2b7359f422 (このIDを非表示/違反報告)
ましまろ - 男主探してて見つけて読んだら結構面白くて続きが気になって仕方ないですｗ更新頑張ってください! (2017年5月12日 17時) (レス) id: a5b79a8148 (このIDを非表示/違反報告)
扇(プロフ) - ありがとうございます！実はスランプ状態でして…ですが頑張ります！ (2017年5月6日 22時) (レス) id: 2b7359f422 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：扇 | 作成日時：2017年4月1日 1時
