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榎木side

公園でAを見つけたのはラッキーだった。俺が見つけなかったら、あいつはあのまま出血多量で死んでいたかもしれない。

榎「(まぁそんな野暮な奴じゃないけどな。)

今も元気そうだ。
自分の足に引っ付いている灯衣に、いつからいたんだ?と、聞いている。

榎「お前が俺に話しかけた時だ。そこに立って、お前が目を覚ますのを待っていたからな。…なぁ、そろそろその子を「ねぇ〜イケメンさ〜ん、きいてるぅ〜?」……。」

また取られたか…この子は予約がなかなか取れなくて、昨日奇跡的に予約できたんだ。その帰りにAを見つけた。
…あの時ほっとくべきだったか?いや、灯衣もいたし、俺は医者だ。そんな事はできないな。

榎「はぁ」

A「ん?何溜息ついてんだ、こいつ返すぞ。」


返すを聞いていつもの俺なら喜ぶとこだが、それはもう最初の段階で諦めている。

ヒョイ

女「きゃ、嬉しい〜ん♪その気になってくれたぁ〜♡」

かわい子ちゃんをお姫様抱っこして玄関へ、かわい子ちゃんは嬉しそうな声を出し、期待の目でAを見ている。俺には目もくれず、行ってしまった。

榎「(やっと予約出来たんだがなあ…)」

そう思っていると、やはり聞こえてきた。


ドスッ

女「痛いッッ!!ちょっちょっと何すんのよ!!傷ができ〜〜〜ッ」

声が遠のいた。Aが扉を閉めたからだ。これで何度目だろうか?

A「返してきたぞー。」

榎「Aよ、お前さんその返し方止めないか?放り投げるのは良く無いぞ?後俺のかわいk「怪我ないか?」…はぁ、お前も変わらんな。」

しゃがみ込み、灯衣に話しかけている。
俺の話を聞かないのは慣れている、だからあまり気にしていないが、少し、傷つく…。

榎「擦り傷だけだ、安心しろ。しかし、何故お前が灯衣と一緒にいたんだ?まさか知り合いか?」

A「そんなんじゃねぇよ、この子が誘拐されてだな、それを助けたんだ。」

榎「誘拐だと!?」

初耳だ。そんな事はあいつらからは聞いていないし連絡もない。

A「知り合いから聞いてないのか?」

榎「…初耳だ。」

A「……忘れられたか」


…酷いことをサラッと言うところも変わっていないな。

榎「…しかし、お前が人助けとはな、しかも女の子。どういう心境の変化だ?」

A「…。」

黙ってしまった。何かまずいことでも聞いたか。だがすぐに笑顔を見せ…

A「何もねぇよ、偶々だ。」


まだ、ちょっとぎこちない笑顔でそう言った。

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(プロフ) - ありがとうございますー!もっと面白くしていく所存です!! (2017年5月29日 22時) (レス) id: 2b7359f422 (このIDを非表示/違反報告)
awtwmjtngt - 面白いです。最新待ってます。頑張ってください。 (2017年5月29日 20時) (レス) id: c36a27a292 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 私も男主が好きで、少ないから自分で書こうと思って始めたんです!もっと面白くできるように頑張ります♪ありがとうございます!! (2017年5月12日 18時) (レス) id: 2b7359f422 (このIDを非表示/違反報告)
ましまろ - 男主探してて見つけて読んだら結構面白くて続きが気になって仕方ないですw更新頑張ってください! (2017年5月12日 17時) (レス) id: a5b79a8148 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ありがとうございます!実はスランプ状態でして…ですが頑張ります! (2017年5月6日 22時) (レス) id: 2b7359f422 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2017年4月1日 1時

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