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Aside
撃たれていたことを忘れるなんて…そのせいで、左腕は血で真っ赤。
けど、これはしょうがないこと。触覚がないなら痛覚もない。
A「…ど……しっ…た……もの………か、な…」
意識が薄れていくが、音に集中する。さっきより近くなった足音と杖の音。
…
待て、聞いた時がある。ずっと昔、インキクサイ奴と印象を付けた奴だ。一度聞いた奴の足音は忘れないからわかる。
A「(警察…じゃないだけ、まし…か。)
目を瞑り、外の世界と絶つ。
寸前、俺を呼ぶ、会った時とは老けた声が微かに聞こえた。
＿＿＿＿＿＿
……に……ぃ…ちゃ………ん
お……にい………ちゃ…ん
闇の中で、微かに聞こえる声。
俺の、たった一人の家族の声だ。
何処にいる？
目を開けているのに、真っ暗で何も見えない。
にぃ……ちゃ
何処だ、何処だよ
歩こうとした。
ｶﾞｼｬﾝｯ
鈍い金属音が響き渡り、立てなかった。
金属音が響いたのを合図にか、視界が、霧が晴れるように明るくなった。
見えたのは…
？「目ぇ覚めたぁ？？」
＿
A「ｯｯ！！」
息が荒い。体も汗でぐっしょりだ。
肩で息をしながら辺りを見回す。どうやら夢から覚めたようだ、俺はベットの上にいた。
左腕は治療されていて、右腕から点滴されている。
そして部屋を見れば一目瞭然。
A「…ﾁｯ」
点滴を引っこ抜き、さっきから女とイチャつく声がする診察室に行く。
A「老けても変わんねぇな、おっさん。」
榎「おぉ！A！起きたか！」
女「きゃ〜♪イケメ〜ン♡」
おっさんの膝の上に座っていた女の人が寄って来て、俺の左腕に絡みついてきた。
女「イケメンさ〜ん♪私と、い・い・こ・と♪しよ？？」
声が高い、俺の耳には毒だ。けど、そんなのに構ってられない。…いいことが気になるが。
榎「いやぁ〜、久しいなA、何年ぶりだ？驚いたぞ、公園で誰か倒れてると思ったらお前で、しかも左腕を怪我してるときた。あの時を思い出したなあ」
A「んな事はどうでもいい、俺と一緒にいたあの子はどうした？」
榎「あぁ、灯衣の事か。」
A「知ってんのか？」
榎「まぁ、知り合いの子だからな」
知り合い、どうせ堅気の人間じゃないんだろう。あの子は、暴力団かなんかの娘なのか。
A「あっそ、てか、あの子はどk「下を見ろ下を」あぁ？下？」
おっさんに言われて下を見る。
…
A「おぉっ！？」
榎「(反応遅いなぁ)」
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扇(プロフ) - ありがとうございますー！もっと面白くしていく所存です！！ (2017年5月29日 22時) (
レス) id: 2b7359f422 (このIDを非表示/違反報告)
awtwmjtngt - 面白いです。最新待ってます。頑張ってください。 (2017年5月29日 20時) (レス) id: c36a27a292 (このIDを非表示/違反報告)
扇(プロフ) - 私も男主が好きで、少ないから自分で書こうと思って始めたんです！もっと面白くできるように頑張ります♪ありがとうございます！！ (2017年5月12日 18時) (レス) id: 2b7359f422 (このIDを非表示/違反報告)
ましまろ - 男主探してて見つけて読んだら結構面白くて続きが気になって仕方ないですｗ更新頑張ってください! (2017年5月12日 17時) (レス) id: a5b79a8148 (このIDを非表示/違反報告)
扇(プロフ) - ありがとうございます！実はスランプ状態でして…ですが頑張ります！ (2017年5月6日 22時) (レス) id: 2b7359f422 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：扇 | 作成日時：2017年4月1日 1時
