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雪路side
雪「なんで知らせなかったんだよ！！」
目の前にいる陽子先生を怒鳴った。当たり前だ、灯衣が誘拐されていたことを俺たちに黙っていたんだ。智子先生が偶然亀吉に会っていなかったら、俺たちは知らないままなどころか、呑気に灯衣への土産を買いに行っていた。
亀吉が来た後、急いで幼稚園に向かって、今は応接室にいる。
陽「……ｯ。」
さっきから陽子先生は黙ったまま下を向いている。
雪「おい！聞いてn「待って雪路。」あ？なんだよ兄貴。」
俺の言葉を遮り、兄貴が陽子先生の前へ移動した。
旅「陽子先生…自分を責めないでください。」
陽「！？」
その一言に陽子先生が反応した。
旅「それに、灯衣は僕たちにとっても大切な娘です。協力させてください。」
兄貴の言葉で、なんで黙っていたのかがわかった気がした。
この人は…本当に優し過ぎる…
陽「…それでも」
雪「ん？」
陽子先生が涙を流した顔を上げて、兄貴の腕を掴んだ。さっきの亀吉みたいだなと、俺は思った。
陽「それでもｯ！駄目なんですｯ…もし又、旅人さんの目が悪くなったら戻らないかもしれないｯだから私がｯ」
旅「大丈夫ですよ、もう前のようには「ゼロじゃないですｯ！」…。」
陽「確かにｯ前のようには酷使しなくなったかもしれません！でもｯ見えなくなることは無いとはｯ誰も言っていませんｯｯ！それに！」
雪「おい先生落ち着け！！」
陽「それにｯｯ！灯衣ちゃんが悲しみます！他の誰でもないｯ灯衣ちゃんが一番悲しんでしまうんですよｯ！！」
静まり返る室内。陽子先生はまだ、はらはらと涙を流している。けど、その顔は必死で、何も言えなかった。
旅「…陽子先生の言う通りですね。」
兄貴が穏やかな口調で言った。
陽「えっ？」
雪「兄貴？」
亀「？」
表情は、あの優しい顔。
旅「又心配されて…。自分で気づくべきことを、皆から言われて気づくなんて、これじゃ、前と同じだ。」
陽「あっ違います！そう言うつもりで言ったのではっ」
旅「謝らないでください。わかってますから。」
雪「視たのか？」
旅「ううん、視なくてもわかるよ。よーちゃんが僕のことを気にかけてくれてること。」
笑顔で言う兄貴。さっきの空気がなんだか和んだ気がした。
なんか、少し甘い空気の気配も…
先生…何赤くなってんだよ…
だが忘れていた、所謂KYという奴の存在を…
増「はいはーい、刑事の出番？話は全部盗んで
聞いたよー。」
出た。
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扇(プロフ) - ありがとうございますー！もっと面白くしていく所存です！！ (2017年5月29日 22時) (
レス) id: 2b7359f422 (このIDを非表示/違反報告)
awtwmjtngt - 面白いです。最新待ってます。頑張ってください。 (2017年5月29日 20時) (レス) id: c36a27a292 (このIDを非表示/違反報告)
扇(プロフ) - 私も男主が好きで、少ないから自分で書こうと思って始めたんです！もっと面白くできるように頑張ります♪ありがとうございます！！ (2017年5月12日 18時) (レス) id: 2b7359f422 (このIDを非表示/違反報告)
ましまろ - 男主探してて見つけて読んだら結構面白くて続きが気になって仕方ないですｗ更新頑張ってください! (2017年5月12日 17時) (レス) id: a5b79a8148 (このIDを非表示/違反報告)
扇(プロフ) - ありがとうございます！実はスランプ状態でして…ですが頑張ります！ (2017年5月6日 22時) (レス) id: 2b7359f422 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：扇 | 作成日時：2017年4月1日 1時
