けっぺきしょう【名探偵コナン】

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｢先日ポアロにいた方ですよね｣


ロングヘアの少女が聞いてきた


｢ええ、この前は坊やに失礼なことしてごめんなさいね｣


改めて謝罪を言うと少し慌てながら

｢いえ！きっとこの子が何かやろうとしたからですよ！｣

｢いいえ、坊やは悪くないわ

私、人に触られるのがダメなの｣

｢そうなんですか...


知らなかったとはいえ急に触ろうとしたこの子が悪いです

ごめんなさい｣


頭を下げる彼女にきっと何を言っても素直に聞いてもらえないと思い


｢なら、お互い様ってことでいいかしら？｣


微笑みながら言うと少し頬を赤くしながら

｢はい！｣

元気に返事をしてくれた


｢ところでお名前を伺ってもよろしいかしら｣

｢あ、ごめんなさい！

先に名前を言うべきですよね

私は毛利蘭です｣

ロングヘアの子に続けてボブの子が

｢私は鈴木園子です！

次郎吉おじ様に招待されて、蘭とおじ様とそこの子を連れてパーティに参加しました！｣


ロングヘアの子基蘭ちゃんは未だに私のことをジト目で見てくるこの背中を押しながら紹介してくれた


｢この子は江戸川コナンくんです

で、後ろにいるのが父の毛利小五郎です｣


蘭ちゃんが後ろ向きざまに紹介してくれたので目線を追うと


ちょび髭を生やした男性がスーツをビシッと直し

｢はじめまして、お嬢さん

眠りの小五郎と呼ばれる名探偵毛利小五郎です


何か困った時はぜひこちらを訪ねてください｣


名刺を差し出しながらキリッとした表情で言う


"探偵"と聞き正直嫌な気がしたが


初対面であり、仕事の場であるため


名刺を受け取り


私もペンネームと仕事用携帯の番号が書かれた名刺を取り出し渡す


｢申し遅れました

私、作曲家のCielと申します


仕事の関係上本名はあかせませんが


以後よろしくお願いします｣


小五郎さんに名刺を差し出しながら言うと


次郎吉さん以外は驚いた顔でこっちを見ていた





※基本は苗字呼びですが、同じ系統の繋がりで苗字が同じ人(家族・親戚)は下の名前で呼ぶこともあります

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