目立つ君と地味な僕〈ありやま〉

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それからというのも









有岡「あ、山田･･･」









山田に声をかけても無視られる日々。









でも俺はめげなかった









1週間後









有岡「山田、」









山田「知念、一緒にご飯食べない？」









知念「うん、いいよ」









次の日も









有岡「山田、」









山田「あ、ねえこれさー」









その次の日も









その次の日も









そうやって無視され続けて約4週間。









知念はごくたまーに声を掛けてくれるし部活の仲間も普通に話をしてくれる。

それに先輩の高木も優しい。









でも俺の心は満たされなかった









やっぱり山田が話してくれなきゃ嫌だ









そんなある日の放課後。









有岡「やっべえ！教室に携帯置いてきた！」









高木「はぁ？早く取ってこいよ」









有岡「高木待ってろよ！」









高木「俺、一応先輩だぞ！」









なんて言ってる高木をほっといて教室に携帯を取りに向かう









部活終わりって言うこともあって夕方だったせいか廊下も薄暗くなっていて若干怖かった









教室に4階だし。階段疲れるんだよね･･･









と、ノロノロと歩いていると踊り場の階段を見て怖い話を思い出してしまった









大体ああいう話って薄暗い教室とか廊下とかが多いから嫌なんだよな･･･









という思いで教室に行くと、電気もついていない教室に黒い影があった









ま、ままま、まさか･･･幽霊！？

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