目立つ君と地味な僕〈ありやま〉

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知念「どう？約1ヶ月、しっかり涼介と話せない日が続いて･･･気持ちの変化とかある？」








教室から少し離れた場所で、知念が立ち止まってそう言った。









有岡「･･･そんなんで変わるような安い気持ちじゃないから。」









そう言うと「チッ」と軽く舌打ちをする知念。









知念「なんで？そろそろ諦めてくんないと面倒なんだけど」









有岡「諦めねぇよ。ずっとな」









知念「好きなんだ？」









有岡「好きに決まっー」









知念「良いの？大ちゃんの返答次第で涼介いじめても良いんだけど？」









有岡「･･･卑怯な奴。」









知念「なんとでも言って。僕は涼介と結ばれれば問題ないし






･･･で、涼介のこと好きなの？」









腕を組んで目の前に仁王立ちする知念。









好きなのに･･･嘘をつかなきゃダメですか？









俺は山田を守る為に言った









「大嫌いだよ、山田なんか」









今考えれば最低だよな･･･

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