友達の友達、（たかいの） (ページ7)

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5ー気になるーページ7

ー高木サイドー

高木「あ、」

伊野尾「あ、」

彼に出会ったのは教室を出てすぐのとこだった

俺と目が合うとちょこちょこと近寄ってくる伊野尾くん。

伊野尾「高木くんだ。このクラスなんだね」

高木「あ、うん。伊野尾くんはなんでここに…？」

伊野尾「んー…たまには散歩でもしようかなって」

高木「あ、そうなんだ…」

それ以上会話が続くことがなく、シンとする俺ら。

なにか話すこと…話すこと…

伊野尾「高木くんとさ、」「は、はい！！」「いや、高木くんとさ、俺って出会うべくして出会ったような感じだよね〜」「…へ？」

急に話しかけられ変な声を出してしまったのと、

その言葉の意味を理解しないで黙っていると、

「だから〜」と伊野尾くんは言葉を続ける

伊野尾「俺と高木くんがあったのは大ちゃんのお陰でしょ〜？笑。なんか、俺ら偶然会った感じしないんだよね〜

なんでかあの日に会うのが偶然じゃやかったみたいな…」

「例えるなら運命、みたいな」

高木「…そ、それは俺も思っ「キーンコーンカーンコーン」

伊野尾「あ、予鈴なっちゃった…ごめん戻るね。また話そ〜」

予鈴がなったと共に彼は俺の前から去っていった。

なんか…凄いマイペース…でも…

そんな彼の後ろ姿を目で追ってしまうほど、俺は彼のことが気になっていた。