39ー遊園地ー ページ41
ー高木サイドー
「おはよー！」「お、おはよう…」
「…おはよ〜」「おはよう…」
某アプリのグループに突然連絡が入ったのは一昨日のことだった。
「遊園地のチケットゲットしたから行こーぜー！(いのちゃんと高木は絶対来ること！)」
既読つけちゃったから返信しないと…となんて返そうか悩んでいると
「OK〜」
と、伊野尾くんが返信。…伊野尾くん、行くんだ。
俺も一応返信して、携帯を閉じる。
…有岡くん、気を利かせてくれたんだね…。
このままじゃ…だめだもんな…
と、来たのは言いものの…
有岡「しゃー！せっかくだから楽しもうぜ！」
先頭を歩くルンルンした有岡くんと、その他静かな3人。
あ、山田は有岡くんの言葉に返事したりしてるけど、伊野尾くんと俺はそれを見てるだけでお互いに話そうともせず、黙り込む。
有岡「みんな何乗る！？」
伊野尾「こことかいいんじゃない…？」
園内マップを見るために皆で集まると、肩と肩が触れ合う距離に伊野尾くん。
思わず彼を見ると彼も俺に視線を向けて…
「っ…。」
目が会った瞬間逸らして、「大ちゃんあれ乗りたーい」と有岡くんの肩を掴んで歩いていった。
…もう目を合わせることも嫌なのかな…
山田「高木くん」
ふと気づくと山田が俺を見上げてた。
山田「チャンス…沢山つくるから…頑張って」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 308人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作成日時：2023年7月11日 11時
