36ー彼じゃなきゃー ページ38
有岡「何あれ！？」
お昼休み、いつも通り4人で集まった俺らの第一声は有岡くんだった。
高木「あれって…？」
有岡「借り物競争！すっごい注目されてたよ！？」
あー…と横を見てみると平然としてる伊野尾くん。
有岡くんに騒がれてるけど当の本人は気にしてないみたいでちょっと残念。
八乙女「ほんとだよ、観客席もみんなお前ら見てたぜ？」
山田「だよね…って光くん！？」
山田の後ろからニョキっと顔を出した彼にみんな驚いていた。
伊野尾「久しぶりじゃん！」
「何サボり？」「ちげぇよ！！！」
八乙女「3年はほぼ授業も行事もないんだよ…だから会わなかっただけ…笑」
「それにしても見ないうちに成長したな〜山田〜」
ワシワシと頭を撫でられて満更でもなさそうな山田。
有岡「でも…高木といのちゃんすごい話題になってたよ？」
伊野尾「あれは目立つからね…笑」
有岡「高木なんてお題だったの？」
高木「…友達」
それぞれ「なんだそれ笑」とか「じゃあ俺らでも良かったじゃん」と聞こえたけど、本当のお題なんてみんなに言えなかったし…何より
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作成日時：2023年7月11日 11時
