友達の友達、（たかいの） (ページ36)

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34ー笑顔ーページ36

〈赤組、頑張ってください

体育祭当日。誰かがてるてる坊主でも作ったのかと疑う程雲ひとつない晴天。

山田は…ちょっと元気なそう…？

高木「山田元気？」

山田「…え、？あ、大丈夫。…頑張る」

〜〜〜〜〜

高木「あー疲れた…、」

1年の学年種目が終わり、席に戻った俺ら。次は…伊野尾くんと有岡くんの出るムカデ競走だ…。

ムカデ競走が始まるのにさっきより更に緊張しているような顔の山田。

…それはそうだよな…2年の学年種目が終わったら個人種目にうつる。

個人種目が二人三脚、障害物競走、借り物競争、400メートルリレー…の順番だった。

二人三脚が始まったと思うと｢障害物競走の人並びに行ってー｣という声。

カッチカチに緊張した山田を送り出し、二人三脚を見てると伊野尾くんが丁度走るところだった。

高木「伊野尾くん頑張れー！！」

一瞬驚いたような表情をした彼は俺と目が合うとふにゃっと笑ってた。

あー…可愛い…

そのまま伊野尾くんはゴールテープを切った。