友達の友達、（たかいの） (ページ24)

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22ーありがとうーページ24

ー高木サイドー

先生「準備が出来た班から部屋の鍵をフロントに預けて班別行動開始。18時に戻るように。」

朝ご飯を食べ終えて、先生の話も終わるとみんなが部屋に戻っていく。

有岡「よーし！髪よし！制服よし！持ち物よし！完璧！」

山田「さっきまでねぼけてた大ちゃんとはだいぶ変わったね」

有岡「…うっさい…笑。朝弱いの…笑」

俺も伊野尾くんも今日の班別行動の準備中。

まぁ有岡くんみたいに髪の毛とかは特にいじらないからテレビ見てのんびりしてるだけだけど、笑。

〈ねぇヘアアイロン置いといてもバレないかな？熱くてまだ片付けられないんだけどー！

山田「すぐ出発しないから出発する直前に見て片付けるとか…？」

伊野尾「あんなに大きい声出してたら見回りの先生にバレそう…笑」

高木「確かに笑笑」

ふと、横にいた伊野尾くんが「…その、」と俺の方に向いてくる。

伊野尾「昨日、自転車いたの気づかなかったから…助けてくれてありがとう…」

「昨日お礼言えてなかったと思って…」

可愛い…。あ、心の声が漏れた。

高木「全然。俺こそ急に引っ張っちゃって…。痛いところとかない？怪我してない？」

伊野尾「だ、大丈夫！高木が引っ張ってくれたおかげで自転車と当たらなかったし…！」