21ーUNOー ページ23
ー伊野尾サイドー
伊野尾「つーかーれーたー…」
あの後班別行動を楽しんだ俺らは食事とお風呂を済ませて、夜の自由時間になった。
有岡「UNOとかする！？それともトランプとか！」
高木「お！いいね！」
山田「トランプとか持ってきちゃダメじゃなかったっけ？」
山田の鋭い指摘に「かてぇーこと言うなよ笑」なんて笑う大ちゃん。
有岡「そんなこと言われてもそういうもん持ってくんのが修学旅行じゃん？笑」
さすがヘアアイロン(本当は禁止)まで持ってきた強者だ。
有岡「こうやってみんなで集まって泊まるのも今日を含めて2泊しかないんだしさ！思い出つくろうぜ！」
それを聞いて山田が大ちゃんの近くにちょこんと座り、続くように「さんせー！」と横のベットに寝転んでた高木が叫ぶ。
みんななんでそんな元気なの…？
〜
あれからなんだかんだ俺も参加させられて、
伊野尾「はいあがった。」
有岡「早！？なんでいのちゃん毎回1抜けなの！？」
高木「はい！俺もあがり！」
有岡「待って高木UNOって言ってない！」
高木「あー！！」
山田「あがり…。また高木くんと大ちゃんの1対1だね笑」
有岡「今度こそぜってえ負けねぇ…」
高木「こっちこそ…」
伊野尾「よく飽きないね2人とも…」
〜〜
〈皆さんおはようございます
伊野尾「ん…」
廊下で大きいアナウンスがかかってる…。のっそり起き上がると俺とほぼ同時に起き上がる山田。
伊野尾「山田おはよ〜」
山田「んー…」
いつもと違う見慣れない部屋を一通り見回して、高木と大ちゃんを見ると2人とも同じ格好でまだ寝てる。
伊野尾「大ちゃーん」
有岡「ん…」
眉間にしわよせてまるで「眠いんだから起こすなよ…」と言ってるよう。
伊野尾「高木〜」
高木「んっ…」
あ、高木起きた。大ちゃんは…もういっか、
〈ガチャ
先生「おーみんな起きたー？」
伊野尾「大ちゃんは寝てます」
先生「有岡ー！起きろー」
仕方なく起き上がったであろう彼が第一声に発したのは「…ここどこ…？」だった
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作成日時：2023年7月11日 11時
