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「…頭痛い…」
篠崎。
二日酔いです。
昨日、二次会は行かずに家に帰り、
家にあったビール7本を一気に飲んで…
間違いない。それが原因だ。
仕事もろくにできひんやん。
休むか。
いや二日酔いくらいで……
スーツに着替えて鞄を持つ。
「…憂鬱」
こんな日は家でパーッとするのが一番だろうけど。
そんなことしたら「ゆとり世代は…」と老人らにバカにされるに違いない。
お前らよりもゆとり世代頑張って働いてるんだよ。
お前らみたいに老後楽しんで死んでいくようなやつちゃうんや←
ヒールを履いて、コツコツ音を鳴らしながら歩く。
頭が痛むししんどい。
「…おはようございまーす…」
明らかに声もガラガラ。
あっ、………
水も弁当も忘れた…
さいっあくやわ。
『Aちゃん、おはよ。どした!?』
しんどすぎて濱田さんに倒れ込む。
「……すいません、二日酔いです」
『あれれ。ほら、お水』
ペットボトルをもらい水を一気飲みする。
『ええ飲みっぷりやわ』
あ。
「…水。濱田さんのあります?」
『……ない。ですね。あはは』
申し訳ない。
「買ってきます!!」
『…あっ、じゃあ、』
走ろうとする私を止めて、
『これで買ってきてや?』
200円を手のひらに乗せる。
朝からフラハラ続出です。
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作者名:粋湖 | 作成日時:2018年9月24日 18時