あなたはどっち側？【ヒロアカ】 (ページ2)

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「ねぇ、あなたはどっち？｣

初めて会って第一声がこれだった。
試されているのか。
または、単なる興味なのか。
目の前にいる彼女の表情は終始変わらなかった。
読み取れない心情に内心焦っていた。

ホ「さっき言った通りっすよ。...まぁそりゃすぐには信じて貰えないだろうけど。」

必死に普通を装って言葉を紡いだ。
誰だって感情は表情や目、態度、言葉に出る。
自分のそれが表に出ないように。
彼女がそういうものに敏感でない確証がない。

ここにはもう居ない荼毘にAと呼ばれた彼女。
見た目は同じ年か年下だろうか。
敵連合のメンバーの情報に彼女は含まれてなかった。
つまり未知。
荼毘と一緒に来たと思えば特に喋ることはなく
後ろで佇んでいるだけ。
主体のメンバーである荼毘と共に行動しているということはそこらの下っ端ではないということ。
警戒するに越したことはない。