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最近、シャオロンに貢がれそうになる。
「放課後、カフェ行こうや！」
「…お金ないよ」
「1円も払わんでええに決まってるやん」
”おれ”のご主人なんやから。
シャオロンは、最近とてつもなく距離が近い。講義以外の時間は私の傍に来て、登校時も帰宅時も隣にいる。スキンシップが凄くて、少しだけ注意しようとすれば、「いややった…？」とその最強の顔面を武器に謝ってくるものだから強く言えない。
スキンシップは別にいい。シャオロンに下心があるわけではなさそうだし。
だが、それがお金を関係することなら尚更今言うべきである。
「だめ。そのお金はシャオロンのなんだから」
若干強く言えば、パタパタと元気よく揺れていたように見えた彼のしっぽがしゅん、とわかりやすく垂れ下がったようなきがする。シャオロンって絶対、前世いぬだっただろうな。
「ごめん…なさい」
そして、唇を結んで、瞳を揺らすシャオロン。
「私も頑張ってお金貯めるから。それまで待ってくれる？そしたら、一緒に行こう」
「わかった！！！」
ころころ、表情が変わって面白い。
「約束やで」とお互い小指を絡める。指きった、の後も、シャオロンはその小指を暫く見つめては嬉しそうに頬を緩めていた。
「あ。今日の放課後は行こうと思っているところがあって…」
「ついてく！」
「でも…」
「はよ、準備していこうや！」
そして帰り道は、私の寄り道に必ず付きそう彼。
この状態の彼には、私が何を言っても傍にいるのだろう。
「…暇やぁ」
「帰っていいのよ？」
「…それはいややぁ」
私達が通う学校と隣接する大きな図書館へやってきた。
案の定、暇そうにするシャオロンは、初めは漫画本を探しにうろうろしていたが、すぐに暇だと私にくっついてきた。帰る気はないらしい。
「私、この本読んでから帰るつもりだから」
「…じゃあ、読み終わったら起こして」
そのまま机の上に突っ伏した彼は目を瞑る。どうして帰らないのか。
「おやすみ」と言いながら、彼の頭を撫でると、彼は嬉しそうに口角を上げた。
「もっと撫でて？」
「もう無理。本読まなくちゃ」
「…けち」
ぷい、と顔を背けられたまま、シャオロンは寝てしまった。
随分と夢中になってしまった。
他の生徒がパラパラと下校し始めていた。私も切りのいいところまで読み進めて、帰る支度を始める。隣で眠っていたシャオロンを起こすと、眠い目を擦って「…かえるん？」と寝ぼけた様子で首を傾げた。
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しめじ - めっちゃ好きです〜😭❤️これからも無理のない程度に更新頑張ってください！応援してます！ (11月28日 18時) (
レス) id: 34533725fa (このIDを非表示/違反報告)
匿名のヤツ - コメント失礼します。shaちゃん可愛すぎ、、額が足りひん。を間に受けるknが面白すぎる、、。 (11月4日 18時) (レス) @page13 id: 4d5241d02c (このIDを非表示/違反報告)
A(プロフ) - あんま可愛過ぎるやろ…不憫shoちゃん好き過ぎてほんと…よかったね、夢主ちゃんにいっぱい愛されるんだよ… (11月1日 15時) (レス) @page8 id: 9e64766d9e (このIDを非表示/違反報告)
りう - あ、、、すきっ (10月31日 23時) (レス) id: 8380e3b7c5 (このIDを非表示/違反報告)
るか(プロフ) - めっちゃ面白いです！更新頑張って下さい！ (10月29日 21時) (レス) id: a23b083970 (このIDを非表示/違反報告)
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