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建物が崩れ落ちるほどの衝撃ではなかっただろうし、このまま避難が進めば安全に外へ出れるだろう、と数分前までは思っていた。
避難場所の方が、一気に騒がしくなる。
一発の銃声。
暫くの沈黙の間に、女子生徒の叫び声が辺りに響いた。
音の方を振り向くと同時に、集団の中から教室へ入ってきた覆面の大柄な男3人。
分かりやすく不審者。一人は銃、一人は小型のナイフ(血液付着済)を所持していた。
そして、何も持っていない真ん中の男と目が合う。わお。
「いた」
にたり、とわかりやすく口元が歪むその男に背筋が凍る。
ゆっくり立ち上がって、彼らと対面する。この教室にはほかにも生徒がいるっていうのに。
「不審者が何か私に用ですか」
…ああ、私は早くテスト勉強したいだけなのに。
＿＿
＿
「ん、ああ。なんや、コネシマか。久しぶりやな」
避難場所として一斉に集められたところに、コネシマとロボロは対面した。
2人は、異常にこの状況に対して冷静であった。
コネシマは、ロボロを無言で上から睨みつける。ロボロは笑いながら「こわ」と呟いた。
「コネさん、ここにいていいん？」
ちらり、と時計を見つめるロボロは、「死ぬで、あの子」ともう一度コネシマを見た。
次はコネシマが笑う番だった。
「お前、阿保やな」
コネシマは、この場から動かない。
Aのもとへ行くつもりはないらしい。ロボロは別にそれでも構わなかったが、予想外のコネシマの反応に疑念を抱く。
「彼奴は、グルッペンに育てらたんやで。お前も知っとるやろ」
確かに。いつの日か、シャオロンの部屋にいたときに、グルッペンとAの姿を見たような気がする。
「トントンもオスマンも付いとる。そいつらと生きてきたってなりゃ、彼奴も普通じゃないことなんて分かるやろ」
”コネシマと同じくらいの年やねん。めっちゃ可愛くてな！”
”おい、あんまり話すな。万が一、コネシマがAに興味もったらどうする”
”そんときは、コネシマには消えてもらうしかないわ”
かなり小さいときから、三人から良く話を聞いていた。
そのときは少し嫉妬したりもしていたが、今となればそれも良かったなあと思う。
「あ。コネシマさんとロボロさん」
こちらに手を振るAを驚いた様子で見るロボロ。
「な。普通じゃないねん」
「お二人ともご無事で良かったです」
無害そうに見える少女は笑う。
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しめじ - めっちゃ好きです〜😭❤️これからも無理のない程度に更新頑張ってください！応援してます！ (11月28日 18時) (
レス) id: 34533725fa (このIDを非表示/違反報告)
匿名のヤツ - コメント失礼します。shaちゃん可愛すぎ、、額が足りひん。を間に受けるknが面白すぎる、、。 (11月4日 18時) (レス) @page13 id: 4d5241d02c (このIDを非表示/違反報告)
A(プロフ) - あんま可愛過ぎるやろ…不憫shoちゃん好き過ぎてほんと…よかったね、夢主ちゃんにいっぱい愛されるんだよ… (11月1日 15時) (レス) @page8 id: 9e64766d9e (このIDを非表示/違反報告)
りう - あ、、、すきっ (10月31日 23時) (レス) id: 8380e3b7c5 (このIDを非表示/違反報告)
るか(プロフ) - めっちゃ面白いです！更新頑張って下さい！ (10月29日 21時) (レス) id: a23b083970 (このIDを非表示/違反報告)
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