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シャオロンと一緒にベンチに腰をかける。
なんだが、随分と久しぶりに感じるシャオロンとの昼食は楽しく感じた。しかし、すぐに試験のことを思い出して気分が沈む。
ちなみにシャオロンは試験勉強しているのかと聞けば、
「ん？今から」
と簡単に呟く。けろっとしたその表情は、別に勉強しなくても点数なんて取れるやろ、という顔。
意外と秀才なのか。シャオロンに対して恨めしい感情が湧き上がってくる。
はあ、と小さくため息をつくと、シャオロンが「放課後、テスト勉強する…？」と声をかけてくれた。ありがたいのは山々だが、シャオロンも人に教えるとなれば、自分の勉強の時間が少なくなる。私のせいで成績が下がったとなれば、もう頭を上げられないため、やんわりと断る
と、
「一緒に勉強したい…、あかんの？」
なんて、可愛らしく言ってきた。
最近気付いたが、私はシャオロンのこのような言動に弱い。多分、私が甘いのではなく、シャオロンが悪い。「う…」と言葉に詰まれば、あからさまにシャオロンの顔がしょぼんとなる。
「いいよ」
「やった」
やっぱり折れるのは、私の方が早かった。
「じゃあ、また放課後」と、手を振りながらシャオロンは教室へ戻る。いつも本を借りる図書館で、放課後シャオロンと勉強することになった。
この日は、いつも通りの一日ではなかった。
放課後はいつものように、来てくれなかった。
眠たくなる昼食後すぐの講義にて、数人の生徒がウトウトし始めた時間帯に、大きな爆発音と爆風。目の前が真っ白になる。次々と鳴り響く破裂音に、思わず耳を塞いだ。
パニック状態の教室。机の下に潜り込んだ私は、辺りを客観的に眺めていた。
「この学校には、死んで得をする人間がごまんといる。
何重もの警備なんて、あったようでないようなもの。
金で動かん人間の方が少ない世界で、
自分の身を守れるのは自分だけなんやで。」
いつも優しいトントンさんの冷たい言葉が、脳裏を過った。
この学校は、普通じゃない。初めてその言葉を身をもって体験した一日だった。
パラパラ、と天井がほんの少しずつ崩れてくる。
こんな状況でも、教師は生徒をランク付けした画角でしか見ていない。世間一般からみて地位の高い令嬢から優先的に誘導し、避難を始める。
「無事に帰れますよーに」
とりあえず私は、神に心身の安全を祈ろうとしよう。
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しめじ - めっちゃ好きです〜😭❤️これからも無理のない程度に更新頑張ってください！応援してます！ (11月28日 18時) (
レス) id: 34533725fa (このIDを非表示/違反報告)
匿名のヤツ - コメント失礼します。shaちゃん可愛すぎ、、額が足りひん。を間に受けるknが面白すぎる、、。 (11月4日 18時) (レス) @page13 id: 4d5241d02c (このIDを非表示/違反報告)
A(プロフ) - あんま可愛過ぎるやろ…不憫shoちゃん好き過ぎてほんと…よかったね、夢主ちゃんにいっぱい愛されるんだよ… (11月1日 15時) (レス) @page8 id: 9e64766d9e (このIDを非表示/違反報告)
りう - あ、、、すきっ (10月31日 23時) (レス) id: 8380e3b7c5 (このIDを非表示/違反報告)
るか(プロフ) - めっちゃ面白いです！更新頑張って下さい！ (10月29日 21時) (レス) id: a23b083970 (このIDを非表示/違反報告)
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