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出来上がった2人の料理を眺める。未だに睨み合ったままのコネシマさんとシャオロン。
「食べん方がええってぇ…」
鬱さんが小声で伝える。特にコネシマさんの手料理は危険であると警告されたが、一生懸命作ってくれた料理を無下にできない。
「いただきます」と手を合わせて、左の料理を手につける。トマトスープのような見た目だったが、味は朝食にしてはかなり濃ゆい。独特の風味があるが全然食べれられる。
「おいし…」と、呟くとシャオロンの顔があからさまに晴れた。
「シャオちゃん、味見したん?」
「してへん。トマト嫌いやもん」
「味見ってなんや」
「しっまぁ…(泣)」
トマトスープなるものを完食。美味しかった、満足。
次に右の料理。いろんな具材がスープの中で泳いでいる。ポトフのようなそれを、一口食べた。
「ん…まい」
思わずこぼれた感想に、なぜか鬱さんが胸を撫で下ろす。
「ほんまけ！」
「まじ！？どっち、どっちが美味い？」
嬉しそうに笑うコネシマさん。負けじと張り合うシャオロンに微笑み、「どっちも」と答えれば彼は不屈そうに頬を膨らませた。
どちらの料理も完食。「ごちそうさまでした」と手を合わせて、食事は終了。急いで支度を済ませ、学校へ向かう。
鬱さんの車で学校に到着。3人とお別れし、教室に入れば今日も嫌がらせを受ける…予定だった。
「来なけりゃよかったのに」
もちろん、悪口はいつも通りだが、私の机やロッカーに悪戯がされていない。
不思議に思って辺りを見渡すと、クラスメイトの誰もが顔を背け、視線を合わせない。なんか、…怖がられてる？
私を閉じ込めた張本人とその取り巻きは、欠席していた。
「テスト範囲、広すぎ…！」
テスト前、学園のほとんどの生徒がピリピリしながら学業に専念する時期である。
この学園は、勉学のレベルが高い。私が毎回の試験において学年上位を維持できているのは、トントンさんのおかげである。
だが、私にやる気なんてものはない。
実際、赤点回避できればそれでいい。その旨を伝えればトントンさん激怒、グルッペンさんが私を擁護する。そして、勉強の合間の休憩時間にオスマンさんがお菓子パーティを開催し、尚更やる気は遠く彼方。ちなみに菓子のおかげで体重が数キロ増える。
賑やかな勉強会だが、これがないと進級出来ん(断言)
「今回もトントンさんに頼むか」
連絡を入れる前に、昼食を一緒に食べようとシャオロンが教室にやってきた。
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しめじ - めっちゃ好きです〜😭❤️これからも無理のない程度に更新頑張ってください！応援してます！ (11月28日 18時) (
レス) id: 34533725fa (このIDを非表示/違反報告)
匿名のヤツ - コメント失礼します。shaちゃん可愛すぎ、、額が足りひん。を間に受けるknが面白すぎる、、。 (11月4日 18時) (レス) @page13 id: 4d5241d02c (このIDを非表示/違反報告)
A(プロフ) - あんま可愛過ぎるやろ…不憫shoちゃん好き過ぎてほんと…よかったね、夢主ちゃんにいっぱい愛されるんだよ… (11月1日 15時) (レス) @page8 id: 9e64766d9e (このIDを非表示/違反報告)
りう - あ、、、すきっ (10月31日 23時) (レス) id: 8380e3b7c5 (このIDを非表示/違反報告)
るか(プロフ) - めっちゃ面白いです！更新頑張って下さい！ (10月29日 21時) (レス) id: a23b083970 (このIDを非表示/違反報告)
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