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脱出を試みて、両手首の縄を解くことに専念してみる。床や壁にずりずりと縄を擦りつけてみるが、緩む様子はない。寧ろ手首が痛くなってきた。
無様に床へ這いつくばりながら、身体を動かすと、案外するりと簡単に足の拘束はほどけた。目隠しをされているため、ゆっくりと立ち上がり、感覚を頼りに部屋をうろうろとしてみる。
突如、何かに足を取られて派手に転んでしまう。
そのままからん、と音がしたかと思えば、ドサドサと様々な物が落ちてくる。手がつかえないため、そのまま倒れてしまった。
頭が痛い。どろ、とした感触が額を伝っているのが分かる。
あぁ、やばい。暗く狭い中で、必死に「誰か」と声を出したが、その声は届かない。
少し、いや…かなり怖いよ。
「…たすけて、、シャオロン」
＿＿
＿
時は遡る。
昨日、熱を出して倒れたシャオロンは、朝早くからロボロに任務を課せられていた。ロボロに対して悪態をつくシャオロンは「俺、病人やのに…」と呟きながらAに連絡を入れていた。
”了解です。しっかり休んでね。”
彼女から返事が来る。文面でのやり取りの会話でもこんなに嬉しくなる。あぁ、会いたい。
「俺、今日しっかり休まな！！」
「仕事や」
ロボロから学校へ自分とシャオロンの分の欠席連絡を入れておく。理由は問わない学校側も、随分とこちらの事情を把握しており、中々都合が良いものだ。
とある場所へ向かう最中で、インカムの設定を切り替える。ロボロに頼みこんで作成してもらった盗聴器。彼女の制服に仕込んで取り付けた盗聴器は、このインカムでいつでも聞くことが出来る。盗聴していることをコネシマが知っていたのは甚だ疑問であるが、俺が傍に居ないときもAのことを知れるのは少し嬉しい。
”盗聴はだめ”とAから言われたが、寂しいものは寂しい。ちょっとだけ、の気持ちで彼女の生活を覗き込む。
「ほどほどにしときや」
「うっせ、童貞」
「関係ないわ！！」
暫く車内で揺られたのち、たどり着いたのは不気味な雰囲気を漂う店。
盗聴によって、朝からコネシマがAの家の玄関先にいたことを知り、Aのもとへ向かおうとするシャオロンを必死に止めたロボロは、今日の依頼内容を確認する。それを放心状態で聞くシャオロンに腹が立ったロボロは、シャオロンの頭に向けて銃を撃った。
それを容易く躱すシャオロン。
「いつまで怠けてるん」
「はぁ…はよ帰りたいわ」
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しめじ - めっちゃ好きです〜😭❤️これからも無理のない程度に更新頑張ってください！応援してます！ (11月28日 18時) (
レス) id: 34533725fa (このIDを非表示/違反報告)
匿名のヤツ - コメント失礼します。shaちゃん可愛すぎ、、額が足りひん。を間に受けるknが面白すぎる、、。 (11月4日 18時) (レス) @page13 id: 4d5241d02c (このIDを非表示/違反報告)
A(プロフ) - あんま可愛過ぎるやろ…不憫shoちゃん好き過ぎてほんと…よかったね、夢主ちゃんにいっぱい愛されるんだよ… (11月1日 15時) (レス) @page8 id: 9e64766d9e (このIDを非表示/違反報告)
りう - あ、、、すきっ (10月31日 23時) (レス) id: 8380e3b7c5 (このIDを非表示/違反報告)
るか(プロフ) - めっちゃ面白いです！更新頑張って下さい！ (10月29日 21時) (レス) id: a23b083970 (このIDを非表示/違反報告)
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