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寒い部屋にシャオロンという風邪人を長時間おいておくわけにはいかない。
この間も、窓から吹き込む風は冷たく、私達の体温を奪っていく。
「A、風邪引くで？帰ろうや」
「シャオロン。私の家くる？」
「その男は置いてけ」
シャオロンに温かい恰好をさせてから、外へ出ようとするが、彼はゆっくり首を横に振った。
「だいじょうぶ、A。呼んだから」
「呼んだ…？」
タイミングよくベルが鳴った。シャオロンがふらつきながら玄関へ向かおうとするのを止め、私が扉を開けた。すると、図書館であった男子生徒＿＿ロボロさんがそこにいた。
彼は冷たい視線で私を睨みながらそこに佇み、どこか不気味だった。ロボロさんの背後には、3人大柄の男がいた。背後の男性方はサングラスに黒服……不審者？？
「ん…ああ、あんさんか。あかんやろ、そんな警戒心なく開けたら」
ふう、とため息交じりにロボロさんは、私の背後を覗き込み、「シャオロン回収しに来たんやけど」とぽつり呟いた。そして、すぐに目を見開いて顔色を変える。
「わっ」
目の前が真っ暗になった。背後の誰かが手で私の視界を覆った。「敵やないから…ロボロ」という落ち着いた声で、シャオロンが私の目を覆ったことを理解した。
「信用、しろと」
「ここで騒ぎを起こすほど、相手もお前も馬鹿やないやろ」
「…誰のせいで、ここまで来たやったと？」
「…ほんま、誰のせいで俺は体調崩したんやろうか」
けらけら、ロボロさんに対して笑うシャオロンは、「そういうことやから。迷惑かけてごめんな」と私に対して謝った。
「本当にだいじょうぶ？」
「うん…。あ、でも、やっぱ、ちょっと寂しい…」
「早く元気になってね」と言うと、「うん」と嬉しそうにシャオロンがはにかんだ。
心底、鬱陶しい気持ちを隠そうとしないロボロさんは、「ほな」と一言。私の腕からしがみ付いて離れないシャオロンを強制的に引き剥がし、引きずるような形で帰っていった。
……後ろにいた男の人たちは、何だったんだろう？？？
「A、変な男に唾つけられてんな」
「変な男…」
「消そうか？」
「やめてください。冗談に聞こえないんですが」
「冗談やないからな」
「笑えません」
お偉いさんである彼らは、これからも仕事があるらしいのだが、私の腹の音が鳴るのを聞くなり、ご飯をご馳走してくれた。
「何食べたい？」
「…お寿司」
「よし、行こう」
何だかんだ、私も彼らに甘えてしまう今日このごろ。
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しめじ - めっちゃ好きです〜😭❤️これからも無理のない程度に更新頑張ってください！応援してます！ (11月28日 18時) (
レス) id: 34533725fa (このIDを非表示/違反報告)
匿名のヤツ - コメント失礼します。shaちゃん可愛すぎ、、額が足りひん。を間に受けるknが面白すぎる、、。 (11月4日 18時) (レス) @page13 id: 4d5241d02c (このIDを非表示/違反報告)
A(プロフ) - あんま可愛過ぎるやろ…不憫shoちゃん好き過ぎてほんと…よかったね、夢主ちゃんにいっぱい愛されるんだよ… (11月1日 15時) (レス) @page8 id: 9e64766d9e (このIDを非表示/違反報告)
りう - あ、、、すきっ (10月31日 23時) (レス) id: 8380e3b7c5 (このIDを非表示/違反報告)
るか(プロフ) - めっちゃ面白いです！更新頑張って下さい！ (10月29日 21時) (レス) id: a23b083970 (このIDを非表示/違反報告)
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