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ぴぴ、となった体温計。38.2℃と高めな数値。
少しだけ汗もかいているシャオロンは、強く手を握られてて私はその場を離れることができない。
冷蔵庫を少し見させてもらったが食材はゼロ、水すらなかった。…シャオロンの生活どうなってんの？？
お昼の弁当の食材はどこから、なんて思う前に、まずは彼の看病が最優先である。
仕方ない、と最終手段をとる。
少ない連絡先から、1人の名前をタップして電話を繋げる。シャオロンが興味津々にこちらを見ていた。
「もしもし…？お久しぶりです。いま、時間大丈夫ですか。…あの、今から風邪薬と水のペットボトル、あと…何かたべやすいもの、ヨーグルトやりんごも買ってきてもらえますか」
"風邪引いたんか"
「友人が」
"男か?"
「まぁ、はい」
"そうか。で、俺がその気に食わん男のためにおつかいに行けと？"
なんとも器の小さい大人だろうか。
ざざ、と物音がして、相手が変わる。
"A、久しぶりやなぁ"
「お久しぶりです。」
"元気やったか？学校はどうや。気に食わんやつとかはおらんか？"
「平凡な毎日を過ごせてますよ。おかげさまで。それより、トントンさん。先ほどグルッペンさんにも伝えましたが風邪薬等を持ってきて欲しいんです」
"風邪引いたん！？待ってろ、今すぐ看病に…"
「いえ、友人が…」
"友人？へえ、どんな子？"
「えっと、可愛らしい別のクラスの男の子…」
"なんやと"
いや、長い。と言うか、暇なら早く色々持ってきてくれないかな。
若干怒った様子のグルッペンとトントンには話が通じないと思い、声を荒げて「マンちゃん、そこにいます？」と電話越しに声をかけた。
"はぁい。…で、どこに持ってくればええの"
「えっと、××駅の近くのアパート」
"なんでそこにおるん"
「そりゃあ、いま友人の家にいて看病中だから？」
バキ、と遠くで音が鳴った。ツーツーと電話が強制的に終了したが、気にしないことにしよう。あの人らは、私の現在地を伝えさえすれば何処にいようと確実に来る。
電話している最中、シャオロンは寝転がったままずっと私の髪をいじっていた。「さらさらやね」と彼が笑うが、シャオロンの髪も大概サラサラだと思う。
「でんわ、相手だれ?」
「親戚…と、その友人さん」
「そう、なんや。…迷惑かけて、ごめんな」
「気にしないで。なんか、色々負担かけたのは私の方かもしれないし」
シャオロンはすぐに否定したかったが、咳き込んでしまいそれは叶わなかった。
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しめじ - めっちゃ好きです〜😭❤️これからも無理のない程度に更新頑張ってください！応援してます！ (11月28日 18時) (
レス) id: 34533725fa (このIDを非表示/違反報告)
匿名のヤツ - コメント失礼します。shaちゃん可愛すぎ、、額が足りひん。を間に受けるknが面白すぎる、、。 (11月4日 18時) (レス) @page13 id: 4d5241d02c (このIDを非表示/違反報告)
A(プロフ) - あんま可愛過ぎるやろ…不憫shoちゃん好き過ぎてほんと…よかったね、夢主ちゃんにいっぱい愛されるんだよ… (11月1日 15時) (レス) @page8 id: 9e64766d9e (このIDを非表示/違反報告)
りう - あ、、、すきっ (10月31日 23時) (レス) id: 8380e3b7c5 (このIDを非表示/違反報告)
るか(プロフ) - めっちゃ面白いです！更新頑張って下さい！ (10月29日 21時) (レス) id: a23b083970 (このIDを非表示/違反報告)
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