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「随分熱心やなぁ、シャオロン」
「うっさいわ、」
仲が悪い、とは一概に言えない2人の関係を見て、私は数度瞬きを繰り返してから、シャオロンにコネシマさんのことを説明した。
「分かった、つまりあの悪戯の犯人は此奴で、ボコればええってことやな」
「分かっていないね」
今にもコネシマさんに噛みつく勢いであるシャオロンを必死に止める。
コネシマさんはシャオロンを煽る様にして口を開いた。
「ほんまに夢中なんやなぁ。知ってるでぇ、シャオロン。お前、その女のために引っ越しまでしたこと」
「そうなの、シャオロン。引っ越したの？どうして？」
「引っ越していないわ！元々持ってた、別荘やし…」
「ほーん。あ、それと、興味もない本読み始めよったな」
「本読み始めたんだ！嬉しい、私にも何かおすすめしてほしいな」
「Aが、読んでた本やから興味もっただけ…」
「あと、盗聴」
「わああ！！！お前、何全部曝露してくれてんねん！Aの前やぞ！！」
勢いよくコネシマさんの口を塞ぎにいくシャオロン。
顔を真っ赤にさせて、「ほんまいい加減にしろや、殺すぞ」と小声で言ってたのをばっちり聞いてしまった私は、いつもの子犬シャオロンとは違う一面を見てしまって驚く。
「何を盗み聞きしてるか分からないけど、盗聴はだめよ」
「…はい」
「ええ気味」
「…殺したい」
ケラケラ笑うコネシマさんと、イライラが募るシャオロン。
2人の掛け合いを見て、くすっと笑うと2人の視線がこちらに集中した。
「帰ろう、シャオロン」
彼の手を握って、教室を出ようとする。
「コネシマさん、本のお話はまた今度一緒にしましょう」
また明日、と挨拶をすれば、
コネシマさんは優しく笑って手を上げてくれた。
帰り道。ふいに、シャオロンに抱き締められる。
「シッマと仲良くなったん…？」
「仲良く、…まぁ、そうね」
ぎゅう、と強く抱きしめられる。肺が潰れて苦しい。
それを伝えると、力は弱めてくれたが離してはくれない。
「やだ」
「やだ…？」
「シッマと話さんで」
なんで、？というクエスチョンマークで頭がいっぱいになる私は、それは難しいと伝えると、「じゃあ、シッマの前で笑わんで」と言われる。
なんで？？？？？
シャオロンが今、どんな表情をしているのか分からない。
肩にぐりぐりと顔を押しやられたまま、返答の言葉に迷い、行き場を失った手をシャオロンの頭の上において、触り心地のよい髪を撫でていた。
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しめじ - めっちゃ好きです〜😭❤️これからも無理のない程度に更新頑張ってください！応援してます！ (11月28日 18時) (
レス) id: 34533725fa (このIDを非表示/違反報告)
匿名のヤツ - コメント失礼します。shaちゃん可愛すぎ、、額が足りひん。を間に受けるknが面白すぎる、、。 (11月4日 18時) (レス) @page13 id: 4d5241d02c (このIDを非表示/違反報告)
A(プロフ) - あんま可愛過ぎるやろ…不憫shoちゃん好き過ぎてほんと…よかったね、夢主ちゃんにいっぱい愛されるんだよ… (11月1日 15時) (レス) @page8 id: 9e64766d9e (このIDを非表示/違反報告)
りう - あ、、、すきっ (10月31日 23時) (レス) id: 8380e3b7c5 (このIDを非表示/違反報告)
るか(プロフ) - めっちゃ面白いです！更新頑張って下さい！ (10月29日 21時) (レス) id: a23b083970 (このIDを非表示/違反報告)
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