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今日、遅れるから先帰っといて
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シャオロンからメッセージが届く。でもいつもシャオロンは私が遅くなるときも待っててくれるし、特に帰宅を急ぐ用もなかったため”教室で待ってる”と返事をしてから、借りてきた本を読む。
教室の中は静寂で包まれており、そんな中で扉がガラッと開く。入口の方へ目をやると、見たことある端正な顔立ちの男子生徒がこちらを真っすぐ睨みつけていた。
ずかずか、と教室に入ってきては、私の前で立ち止まり、上から見下ろされる状態。
「なんで受け取ってくれんの」
「…は？」
「お礼」
「あぁ、これですか？」
引き出しから取り出す数個の封筒。持って帰るわけもいかないし、学校に置いておくわけもいかないし、どうしようか思っていたので持ち主が見つかって良かった。
「お返ししますね」
「返すな！！！」
「わ！なんで…？」
急な大声にびびる。
「これ、ありがとうな。そのお礼やから、貰って」
そして取り出される折り畳み傘。あ、そういえば貸していた。
「ありがとうございます。お礼なんて大丈夫ですから」
「じゃあ、何やったらええの」
「お礼、いらないです」
「それはあかん」
なにが、あかんのか、私にはさっぱりである。これは長話になりそうだ、とパタンと読みかけの本を閉じた。すると、彼はその本を見て「それ、読むん…？しかも、シリーズ12やん！」と笑顔になった。
「え、知ってるんですか」
「知ってるも何も、ファンやで！おもろいよなぁ、この12巻で好きな場面は、主人公が＿＿」
「ちょっと辞めてくださいよ！私まだ読んでないんだから！！」
「せやったわ！あぶなっ、」
その後は、彼＿コネシマさんと本の話で盛り上がった。1巻から11巻分までのお気に入りの場面を共有しては、笑う。この本、あまりメジャーじゃないから、お話を共有できるの嬉しい…。
「俺の家に全巻あるで」
「全巻！？」
「良かったら読み来てや」
「行きたいです！傘のお礼はそれで充分ですので」
そのまま封筒を全て渡すと、「分かった」と彼は言いすんなり受け取ってくれた。
「じゃあ、おれの家行こうや」
「え、あ…待って！」
すぐさま行動に移そうとするコネシマさんは私の腕を引き、席を立たせた。私、シャオロンを待ってなきゃ、と言う前に教室の扉が開く。
「A、お待たせ…」
「あ、」
パシっとコネシマさんの手が叩かれ、私と彼に距離が出来る。
そのままシャオロンが私達の間に入りコネシマさんを威嚇する。
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しめじ - めっちゃ好きです〜😭❤️これからも無理のない程度に更新頑張ってください！応援してます！ (11月28日 18時) (
レス) id: 34533725fa (このIDを非表示/違反報告)
匿名のヤツ - コメント失礼します。shaちゃん可愛すぎ、、額が足りひん。を間に受けるknが面白すぎる、、。 (11月4日 18時) (レス) @page13 id: 4d5241d02c (このIDを非表示/違反報告)
A(プロフ) - あんま可愛過ぎるやろ…不憫shoちゃん好き過ぎてほんと…よかったね、夢主ちゃんにいっぱい愛されるんだよ… (11月1日 15時) (レス) @page8 id: 9e64766d9e (このIDを非表示/違反報告)
りう - あ、、、すきっ (10月31日 23時) (レス) id: 8380e3b7c5 (このIDを非表示/違反報告)
るか(プロフ) - めっちゃ面白いです！更新頑張って下さい！ (10月29日 21時) (レス) id: a23b083970 (このIDを非表示/違反報告)
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