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朝、アラームが鳴ってから目を開ける。
携帯を見ると、”6：00”であると知らせてくれる。
そのまま顔を洗ってから、とりあえず制服に着替えて、髪もぼさぼさのまま玄関を開けると、シャオロンがいた。
「おはよう」
寒いのか、手を息で温めていたシャオロンは、私に気付くなり笑顔で挨拶。
最近の悩みの種の一つであるシャオロン。
彼は朝早くから私を玄関前で待ち伏せする。
一昨日は7：30に、昨日は7：00に扉を開けた。その時もいた。何故待ち伏せをするのか聞けば「一緒に学校に行きたいから」だそう。いや、駅で待ち合わせしようよ。
「チャイム鳴らしてよ…」
「だって、起こすの悪いやん」
最近、朝方はかなり寒い。彼は鼻がほんのり赤くなっており、ずびずびと鼻水を啜っている。若干声も鼻声である。このままではいかん、彼が風邪をひく。
「いったい、何時からここにいるの」
答えは返ってこない。ふぅ、とため息を吐くと、シャオロンが顔を真っ青にさせて慌てる。
「ちゃう！全然、おれ、そんな待ってへんから…！！迷惑やったら、すぐやめるし。いや、でも学校は一緒に行きたいから…少しでも一緒におりたくて…」
たじたじした言葉で今にも泣きそうである。
「シャオロン」
びくっと彼が震える。
そして、彼の両手を掴んだ。冷たいその手を包む。
「怒ってるわけじゃないから。でも風邪を引いたら、もっと一緒に居られる時間が少なくなるでしょう…。シャオロンのこと、心配だよ」
それにほら、昨日は放課後シャオロンと寄り道するって言う約束したんだから。
「はやく部屋入って」
特に何もない部屋だけど。
この学園進学に伴い、一人暮らしを始めた私の部屋はあまりにも質素。テレビ、エアコンはないが、冷蔵庫や机は確保。ちなみに机はあるけど椅子はない。
マフラーとカイロ、ニット帽、掛布団といったものを取り出す。
シャオロンは、「お邪魔します…」と遠慮がちに部屋へ入った。そして、彼にマフラーと、ニット帽を装着させ、掛布団とカイロを手渡す。手だけじゃなく全身が冷え切っていた。
「…あったかい」
ふわり、と笑うシャオロン。やっぱり顔がいい。
その間に、ぼさぼさの髪を整えてから、朝食の準備をする。シャオロンに朝ごはんは食べたか聞くと「食べてへん」と。ご飯も食べずにとりあえず私の玄関前待ちしてたの？？
甚だ彼の行動に疑問が残るが、とりあえず食パンを二枚分焼くことにする。
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しめじ - めっちゃ好きです〜😭❤️これからも無理のない程度に更新頑張ってください！応援してます！ (11月28日 18時) (
レス) id: 34533725fa (このIDを非表示/違反報告)
匿名のヤツ - コメント失礼します。shaちゃん可愛すぎ、、額が足りひん。を間に受けるknが面白すぎる、、。 (11月4日 18時) (レス) @page13 id: 4d5241d02c (このIDを非表示/違反報告)
A(プロフ) - あんま可愛過ぎるやろ…不憫shoちゃん好き過ぎてほんと…よかったね、夢主ちゃんにいっぱい愛されるんだよ… (11月1日 15時) (レス) @page8 id: 9e64766d9e (このIDを非表示/違反報告)
りう - あ、、、すきっ (10月31日 23時) (レス) id: 8380e3b7c5 (このIDを非表示/違反報告)
るか(プロフ) - めっちゃ面白いです！更新頑張って下さい！ (10月29日 21時) (レス) id: a23b083970 (このIDを非表示/違反報告)
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