2. 夕食パーティー ページ2
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「へえ、今日オムライスなんだ」
「うん。ペイントも一緒に食べる?」
「おれ、おねーちゃんのおむらいすたべる!」
「くんな!!」
わぁわぁ、騒ぐシッマとロボロ君。
ロボロ君はすっかり「おむいらす、おむらいす!」とウキウキしている。
「あー…じゃあ、お邪魔してもいいかな」
「どーぞどーぞ。シッマもロボロ君と一緒で嬉しいよね」
「さいあくや!」
「喧嘩するほど仲が良いということで」
4人で家へ目指していると、
近所の公園で元気にはしゃぐ子供と、
子供相手に大人げなく騒ぐ高校生がいた。
うわ。みたことある影だなぁ。
「ぞむー!!」
「しっまとろぼろやん!
あ、ねーちゃんとぺいんとにーさんもおる!
きいてや!おれ、らっだぁにかったんやで!」
「ゾムゥ〜?」
「くそざこおつ!」
「ゾム君、その言葉はあんまり使わないでおこうか」
らっだぁ以外には、と付け加えると
「「「はーい」」」と何故かロボロ君とシッマも返事をした。
「A…?」とこちらに圧をかけてくる男子高校生なんて知らない知らない。
「そうだ。今からオムライス食べようと思うんだけど、ゾム君も一緒にどう?」
「おむらいす!おれのだいこうぶつやねん!」
「そっかぁ。じゃあ、たくさん作らなきゃね」
「おん!」
にぱ、とはにかんで笑うゾム君を見て流石に昇天しかけた。
え、何この子。私を殺したいのかな。
鼻血が止まらなくなって遂にはティッシュが無くなった。
「ぺいんとティッシュくれ」と強請ると、
「A大概、重病だよ」と呆れられる。
それでもティッシュをくれるペイント兄さん。惚れちゃいます!!
「……あ。折角だし、らっだぁさんもどうぞ」
「絶対俺の存在忘れてたやろ」
こうして6人でのオムライスパーティーの開催が決定した。
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のんたん(プロフ) - 主様の作品大好きです!すごい引き込まれるし面白くて大満足です!少し垣間見える闇がたまりません。のんびり待つので更新は主様のペースでお願いします!定期的に見に来て余韻に慕ってます!! (10月15日 11時) (レス) @page38 id: d906a8bcb0 (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ168号 - え…これさ、夢主ちゃんの親、疑っていいやつ…? (10月5日 18時) (レス) @page35 id: bae95beb1a (このIDを非表示/違反報告)
ミミック(プロフ) - 見てる途中に見れなくなってしまいました。パスワードの解除待ってます (8月22日 23時) (レス) @page8 id: 552a25aaf1 (このIDを非表示/違反報告)
リトマス紙 - 主様のこちらの作品最高すぎます…!!丁度今一気見させていただいたところなんですがなんとも言えない余韻に浸ってます…!!笑笑のんびり待つので主様もゆっくりご自分のペースで更新、頑張ってください!!好きです!!() (7月26日 5時) (レス) id: 597af49ddb (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ168号 - グッフッ(照れるemがすっげぇかわちぃ)(*´’Д’) : ;* : ;カハッ (7月2日 16時) (レス) @page14 id: bae95beb1a (このIDを非表示/違反報告)
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