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「おはよー、塩戸くん」
この間はありがとねえ〜と何度も聞いた感謝の言葉にペコリと一つ頭を下げて返事をした。
おはようございます、と素っ気なく返事をして席へ着く。
スマホを使ってイヤホンで音楽を聴く彼女に声をかける。
「スマホ、持ってたんですね」
昨日、チーノに促されて連絡先を交換したが、てっきり未だ持っていないものだと思っていた。
「うん。この間、買ってもらってん！音楽いつでも聴き放題やし、これでいつでも塩戸くんと電話できるねー」
本当に突拍子もなく発する言葉にドキっとする。
「…コネシマ先輩の連絡先も、今度機会があったらもーらお」
ふふ、と幸せそうに笑う彼女。
「コネシマさん、連絡先グイグイ聞いてくる女子嫌い言うてました」
「っ！！」
早く諦めればええのに。
＿＿
＿
「来週は、球技大会だ！」
「「「うおおおおおおお！！」」
「…球技、…た、いかい…？」
「A、一緒にバスケでようよ」
「えー、サッカーの方がいいって」
「バレー一択」
運動が苦手な私は、友人に囲まれ固まる。
どれも無理ですよ…。
結局、余りもののドッチボールに参加することになった。
ドッチボールの種目は特に人気がない。
何故なら、ドッチボールの種目だけ人数調整のための男女混合種目。
加えて、野球部やら、ソフトボール部やら、ガチ勢男子が集合する種目である。その中に一般人以下の身体能力を持つ私が入ったらどうなりますか。
格好の餌食だろ。
「ははは！！Aドッチボールになっとるやん！まぁ、がんばれ」
「外野でおとなしくしとく。応援には精を入れるので」
その後、青チームの鉢巻きが全員に配られる。
本校の球技大会は、赤と青の2チームに分かれ、学年問わずのチーム編成の元、トーナメント形式で対戦していく。ポイント制で自チームに加算されていき、総合的に得点が多かったチームの勝ち。
勝者チームへの商品も中々豪華であり、至って全員本気になるわけです。
「塩戸くん、何に出るの？」
私と同じくらい、嫌な顔をした塩戸くんは、「バスケです」と端的に答えた。
黒板を見ると、リーダーのところへ塩戸くんの名前が記入されていた。
「あらら」
「最悪です」
頑張れ、と励ます。
「…」
「え、どうした？」
こちらを急にジッと見つめてきた塩戸くん。
「応援来てくれたら頑張れます」
照れくさそうにぽつり呟いた言葉に「もちろん！」と返した。
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珠 - 完結おめでとうございます、、、、！どうやってp君は夢主ちゃんを拾ったのか、妄想できる余韻を与えてくださりありがとうございます、、、。しばらく浸りながら過ごせます、、、！別作品も応援します！ (2023年4月20日 19時) (
レス) @page32 id: f8217748e0 (このIDを非表示/違反報告)
ワカメ - わあすきって感想しかでてこーへんくらい好きです… (2023年4月1日 18時) (レス) @page30 id: 103dc78d5a (このIDを非表示/違反報告)
urumirojikku(プロフ) - ﾊｯｯｯｯｯｯ天才ですか…？大好きです…, (2023年4月1日 16時) (レス) @page30 id: 0746ede06e (このIDを非表示/違反報告)
珠 - ほんとうにだいずきでずッッ！！！！！！ (2023年2月10日 18時) (レス) @page24 id: 74727e307b (このIDを非表示/違反報告)
まあこ - 直近で見た夢小説の中で、とぅさんの作品が1番大好きです！！他作品の続きも楽しみにしています！！頑張ってください！！ (2022年11月9日 10時) (レス) id: 1020e6eda3 (このIDを非表示/違反報告)
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