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案の定、彼女は授業に遅れてやってきた。
そういえば、どうして友人は俺が彼女に好意を寄せていることに気付いたのか、今更ながらふわっと頭を過る。
掃除場所がたまたま同じだったため、それについて軽く追求すれば、
「分かりやすすぎ」と。
…まじか。
＿＿
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「あと三枚、なにを書こうかなあ」
早く部室に行って、”コネシマ先輩がゲストで登場してくれる”ことを伝えたいのに、反省文5枚が書き終わらない限りこの教室からは出れそうにない。
放課後、1人で教室の椅子に座る。大して珍しくもないこの光景。入学して何度目だ、居残り。
反省文があと三枚も残っていることに絶望。
チーノ君の悪行(作り話)を一枚書き終えたところでネタが尽きてしまった。
次の二枚目に反省文。廊下では騒ぎません、他人に迷惑をかけません等。
そして三枚目に突入したところでペンは進まなくなった。
そもそも廊下ではしゃいだだけで5枚なんて無理がある。
あ”ー、とあきらめがちに机へ伏せる。
ふっと瞳を閉じれば、最近考える集会で行う演技のこと。
「なんで…わたしじゃ、…わたしじゃだめなの、」
「あのこみたいに、…わたしも、あいされたかっただけのなのに、」
がたっっと机が揺れる音。
嘘、誰かに聞かれた、と勢いよく顔を上げる。一気に恥ずかしくなり、顔に熱が集まった。
そこにいたのは、隣の席の塩戸くん。
なんだか安心したような、寧ろ羞恥心が増したような変な感情に陥る。
「…聞こえた…？」
「…すみません、聞くつもりじゃなかったんですけど」
隣の席の横のフックに引っかかった通学カバンが目に入る。
あ、塩戸くんまだ帰ってなかったんだ。そうか、そうか…。
「ねえ、塩戸くん。折角だし、ついでに気分転換付き合ってほしいな」
私の台詞聞いたでしょ、と意地悪く彼をこの場に引き留める口実を作る。
サッカー部、今日は休みであることはコネシマ先輩情報通の私にかかれば既に把握済み。
今から暇なら、私の我儘を聞いてほしい。
そういえば、塩戸くんと放課後教室2人きりになるのも、これが初めてじゃないな。
1人のときよりも断然居心地の良いこの空間。
「ええですよ」と塩戸くんが答えてくれるから、
「やった」と1人で笑い返す。
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珠 - 完結おめでとうございます、、、、！どうやってp君は夢主ちゃんを拾ったのか、妄想できる余韻を与えてくださりありがとうございます、、、。しばらく浸りながら過ごせます、、、！別作品も応援します！ (2023年4月20日 19時) (
レス) @page32 id: f8217748e0 (このIDを非表示/違反報告)
ワカメ - わあすきって感想しかでてこーへんくらい好きです… (2023年4月1日 18時) (レス) @page30 id: 103dc78d5a (このIDを非表示/違反報告)
urumirojikku(プロフ) - ﾊｯｯｯｯｯｯ天才ですか…？大好きです…, (2023年4月1日 16時) (レス) @page30 id: 0746ede06e (このIDを非表示/違反報告)
珠 - ほんとうにだいずきでずッッ！！！！！！ (2023年2月10日 18時) (レス) @page24 id: 74727e307b (このIDを非表示/違反報告)
まあこ - 直近で見た夢小説の中で、とぅさんの作品が1番大好きです！！他作品の続きも楽しみにしています！！頑張ってください！！ (2022年11月9日 10時) (レス) id: 1020e6eda3 (このIDを非表示/違反報告)
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