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(目線:キヨ)
K「彼氏のフリィィ……？」
「はい、無理そうですか……？」
K「いややるけど」
できるなら本物の……なんて。
今のヘタレな俺が言っていいことなのかわからないから、言わないでおく。
K「んじゃーまぁ彼氏(仮)の権利で今日どっか出掛けっかー」
フレンチトーストを食べ終わって、私服に着替える。さすがにスウェットじゃおかしいもんな。
「どこ行くんですか？」
K「んー買い物？」
「いいですね、私もちょうどハンドクリームが欲しくて」
K「おー、じゃあ俺のこと"キヨ"って呼ぶんだぞ？」
「えっ」
K「当たり前じゃん、彼氏(仮)なんだから！敬語も禁止ー！」
だったら存分に楽しまなきゃ。
な？俺は悪くないよな？
.
「どっちがいいかな」
ショッピングモールにて。
彼女の敬語を禁止したにも関わらず、普通に慣れて"キヨ"と呼んでくれるようになった。
デートだ、って思えば思うほど、胸が高鳴る。
K「右は匂い強すぎかなー俺は左派」
「じゃあ左にしよう」
彼女の気に入った(ほぼ俺じゃね？)ハンドクリームも手に入って次は何をしようか迷っていたところ。
？「おい」
俺と同じ身長くらいの、俺とは違う細マッチョとやらで、すげぇイケメンの男が声をかけてきた。
K「は、はい」
なんか若いなー怖いなー、と怯える俺。
？「Aとは、どんな関係？」
……。
俺はすぐに察した。
さっきから人がたくさんいる中で、誰かに見られているような痛い視線を感じていた。
コイツか。
クソストーカー野郎は。
K「俺の彼女の知り合い？」
彼女は店員さんと楽しそうに話していて、こちらに気付いていない。
？「話聞いてんだろ」
イケメンはご立腹のようだった。
K「名前は？」
？「宇治 雅だ」
K「おー君が雅くんか」
M「勝手に呼んでんじゃねーよ」
あらら、怖い。
情緒不安定か。
M「テメェみたいな遊び半分じゃねーんだわこっちは」
K「……遊び？」
M「どーみたって不釣り合いだろ？お前もそう思うだろ？キヨ」
K「お前俺の気持ちの何を知ってんの？」
M「見りゃわかる！中途半端な気持ちでAに手ぇ出してんじゃ……」
俺の胸ぐらを掴もうとした宇治の手を、掴んだ。
K「遊びでも中途半端でもねーんだけど」
グッ、とその掴む手に力がこもる。
K「Aは渡さねーよ？」
バッ！と手を弾かれお互いに睨み合う。
ケッと笑って宇治はどこかへ去っていった。
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くおーたぁ(プロフ) - もなさん» ありがとうございます！誰かの好きになれる小説が書けて私は嬉しいです、頑張ります！ (2018年1月5日 3時) (
レス) id: e2a0838361 (このIDを非表示/違反報告)
もな - めっちゃこういう感じの小説好きです。(〃∀〃;)これからも頑張ってください！応援してます!!ε＝(ノ‥)ノ (2018年1月4日 13時) (レス) id: e9321ce889 (このIDを非表示/違反報告)
くおーたぁ(プロフ) - りんご飴さん» ありがとうございます……！そう言ってくれると書いている甲斐があります！頑張ります！ (2018年1月3日 20時) (レス) id: e2a0838361 (このIDを非表示/違反報告)
りんご飴 - めちゃくちゃキュンキュンします！！これからも頑張ってください！す！ (2018年1月1日 22時) (レス) id: 168853bd0d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くおーたぁ | 作成日時：2017年12月27日 22時
