10. ページ11
(目線:A)
見たこともない部屋だった。
広い窓に赤い大きなカーテン。
部屋の端には亀と……白い生き物と……ル○ージ?天狗の仮面?とかがいる。
勢いで来てしまったけど、ここがキヨさんのお家なんだ。
K「テキトーに座って、あ、そこの人形がたくさんいるところがオススメ」
ニカニカと嬉しそうに笑うキヨさん。
冷蔵庫を開けて「うわ!なんもねえ!」なんて叫んでるけど大丈夫かなぁ……。
K「ポテチあったー。食える?」
「あ、はい大丈夫です」
K「飲み物、綾鷹でいい?」
「は、はい」
テーブルに広げられた、ポテチとボトルの綾鷹。
K「飲み直す、って言ったってなんもなかったわ。まぁ、Aちゃんと話したいだけなんだよね」
大胆、っていう言葉が合うと思う。キヨさんってやっぱりいい人なのかなぁ。
テーブルを挟んで私の前にあぐらをかいて座るキヨさん。
ボリボリとポテチを食べ始める。
K「つーか、Aちゃんって、彼氏いなかったんだな」
「あ、はい。皆に地味女って言われてるくらいなんで……」
K「はぁ?こんなに可愛いし性格めちゃくちゃいいのに何が地味女だっ」
やっぱり少し酔ってるのかな?キヨさんって結構クールなイメージなんだけど……。
K「そうだ、ゲームしようぜ!」
深夜になってまだまだ元気なキヨさんがゲームのコントローラーを持って来た。
K「やったことある?」
「す、少しなら……」
K「おお、なら大丈夫だな!これがアクセルで、ブレーキ。アイテム投げるのはコレ、おーけー?」
小さなコントローラーを渡されゲームスタート。
そのゲームは陽が出るくらいまでずっとやってたけど、すごく楽しかった。
K「Aちゃん、めちゃくちゃ上手くなったな!でも俺負けねーから!!」
子供みたいに嬉しそうに笑うその笑顔に、キュンとくるのはまだ秘密にしておきます。
317人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「実況者」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
くおーたぁ(プロフ) - もなさん» ありがとうございます!誰かの好きになれる小説が書けて私は嬉しいです、頑張ります! (2018年1月5日 3時) (レス) id: e2a0838361 (このIDを非表示/違反報告)
もな - めっちゃこういう感じの小説好きです。(〃∀〃;)これからも頑張ってください!応援してます!!ε=(ノ‥)ノ (2018年1月4日 13時) (レス) id: e9321ce889 (このIDを非表示/違反報告)
くおーたぁ(プロフ) - りんご飴さん» ありがとうございます……!そう言ってくれると書いている甲斐があります!頑張ります! (2018年1月3日 20時) (レス) id: e2a0838361 (このIDを非表示/違反報告)
りんご飴 - めちゃくちゃキュンキュンします!!これからも頑張ってください!す! (2018年1月1日 22時) (レス) id: 168853bd0d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:くおーたぁ | 作成日時:2017年12月27日 22時