わたしの家 ページ10
あなたside
伊「やべ、汗でハンドルすべる」
あ「そんなに？笑
きっと大丈夫だって！」
なんでこんなに彼が緊張しているかというと
今日はわたしのお父さんへ結婚の承諾を得に行くから
お母さんはお父さんと離婚して少し経って亡くなってしまった
だから今はお父さんが再婚した家族と住んでいる家に向かっている
高校生の頃は再婚、という事実にたいして塞ぎ込んでお父さんの溝を作って距離をあけていた
だけどそんな溝を拓司さんが埋めてくれた
ここ2年会うことができていないけれど、よく会っていた時は会うたびに彼のことを褒めていた
だから絶対大丈夫なんだけど、何回言ってもどう言っても彼の耳には届かないみたい
あ「お父さんになんていうの？」
伊「俺そういうのぶっつけ本番なんだよ、、、
だから決めてない」
あ「え、嘘そうなの？」
伊「プロポーズのときも考えてなかったしね」
あ「いやもうなんか強いわ！笑」
そう言って笑った私につられて彼も笑う
ちょっとは緊張ほぐれたかな？
あ「あ、そこの角左に曲がってすぐの青い屋根の家ね」
伊「ここか、、、あーもうやべえ、、、、」
あ「なに怖気付いてんのほら行くよ！」
深呼吸しながら店を仰いでいる彼の手を引いてインターホンを鳴らす
今日は私の方が男っぽいな
そんなことを考えているとドアが開いておばさんが出て来た
お「ひさしぶりねAちゃん、こんなに大きくなって、、、、」
おばさんと会ったのはお父さんとおばさんの結婚式の時だからもうずっと前
わたしも子供だったから感情に左右されておばさんに冷たい態度をとってしまっていた記憶がある
あ「お久しぶりです、もう22歳になりました」
お「そう、、、ほんとに立派になったのね、、、」
そう言いながら涙ぐむ
どこかで引っかかっていたおばさんとの距離感もこの瞬間ぐっと近くなった気がした
お「伊沢さん、、、かしら？話は聞いているわ、はじめまして」
伊「はい、はじめまして。伊沢拓司です」
普段あまり出さないような低い声で綺麗にお辞儀をしながら挨拶をする
そんな気負わなくていいのになぁ
でも拓司さんには申し訳ないけれど、どこか普段見れない緊張してる姿を見ているからか少し微笑ましい気持ちもある
お「お父さん中にいるからさぁ上がってちょうだい」
そう言うおばさんについて家の中へと入っていった
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ひつぱん(プロフ) - AIKAさん» AIKAさん、はじめまして！大変遅れて申し訳ないです（ ; ; ）更新頻度着々とあげていけたらなぁと思っております、これからもぜひよろしくお願いします(^^) (2018年10月16日 0時) (
レス) id: 9b011717c8 (このIDを非表示/違反報告)
AIKA(プロフ) - 更新待ってました！ゆっくりでも全然良いですので…これからも更新頑張ってください！ (2018年10月12日 20時) (レス) id: f10a4e8199 (このIDを非表示/違反報告)
ぴー - ひつぱんさん» ほんとですか！？ありがとうございます！楽しみにしていますね＾＾ (2018年8月15日 15時) (レス) id: 25cc7938e1 (このIDを非表示/違反報告)
ひつぱん(プロフ) - フェアリーさん» はじめまして、コメントありがとうございます（ ; ; ）わかりました、書かせていただきますね！本当にありがとうございました！ (2018年8月14日 22時) (レス) id: 9b011717c8 (このIDを非表示/違反報告)
ひつぱん(プロフ) - ぴーさん» コメントありがとうございます！川上さんのお話も今のところリクエストをいくつかいただいているので書かせていただきたいなぁと考えています！ほんとにありがとうございます（ ; ; ） (2018年8月14日 22時) (レス) id: 9b011717c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひつぱん | 作成日時：2018年8月5日 22時
