ご挨拶 ページ17
あなたside
今になって少しまえの彼の気持ちが死ぬほどわかる
さっきから胸の動機と体の震えが止まらない
と、いうのは今日拓司さんの家に挨拶しにいくから
大丈夫、二人ともすっげー喜んでんだから
何度も何度も頭の中で昨日の夜聞いた拓司さんの言葉をリピートする
大丈夫、喜んでる、喜んでる、、、
でも、、、
あ「ぜんっぜん大丈夫じゃなあーい！！！！」
伊「うっわびっくりした、いきなり大声出さないの、運転してんだから」
あ「あ、ごめん、、、」
伊「緊張してんでしょ？いっつも遠出の時Aぐっすりなのに寝てないし」
あ「悠長に寝てらんないよ、、、服、おかしくない？メイク濃すぎない？髪ハネてない？」
伊「だーいじょぶだって！今日それ聞くの3回目だぞ？もう自信持って。笑」
喜んでる、なんてもしかしたら緊張をほぐすために言ったことなのかもしれないし、わたしは特別高学歴でもない
特別な取り柄なんてないのにこんな偉大な人と結婚、なんて普通に考えていいことなのだろうか？
色々考えてたらもう脳がパンクしそう
はぁ、と少し長めのため息をついて埼玉県へと続く道路の流れていく景色に目を移した
伊「あ、そっか、、、俺の親と会うの初めてか」
あ「そうなの、しかも電話もしたことないんだよ、、、もう最低の女だよ、、、」
伊「そんなことないって！これ今なに言ってもダメだな、、、」
苦笑いしながら車線に視線を戻した彼がふとわたしに声をかけた
伊「俺だって女の人を両親に紹介するのも実家にあげるのも初めてなんだから緊張してんだからさ、お互い様」
初めて、、、？わたしが、、、？
その一言に嬉しくなって思わず窓から拓司さんの方に向く
あ「ほんと、？」
ちらっとわたしの方を見た彼が慌てて視線を逸らす
伊「ちょ、いきなりそーゆー顔すんのほんとやめて、事故するから、ね、うん、」
瞬きを何度もして耳まで真っ赤にして頑なにこっちを見ようとしない
あ「なに、変だって言いたいの？」
伊「いや、そういうことじゃないから！もはや逆だから！」
とりあえずあっち向いてて、そう言って目線は前を向いたまま手だけこっちに伸びてきてわたしの頭をぽすぽすと叩いた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 147人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ひつぱん(プロフ) - AIKAさん» AIKAさん、はじめまして！大変遅れて申し訳ないです（ ; ; ）更新頻度着々とあげていけたらなぁと思っております、これからもぜひよろしくお願いします(^^) (2018年10月16日 0時) (
レス) id: 9b011717c8 (このIDを非表示/違反報告)
AIKA(プロフ) - 更新待ってました！ゆっくりでも全然良いですので…これからも更新頑張ってください！ (2018年10月12日 20時) (レス) id: f10a4e8199 (このIDを非表示/違反報告)
ぴー - ひつぱんさん» ほんとですか！？ありがとうございます！楽しみにしていますね＾＾ (2018年8月15日 15時) (レス) id: 25cc7938e1 (このIDを非表示/違反報告)
ひつぱん(プロフ) - フェアリーさん» はじめまして、コメントありがとうございます（ ; ; ）わかりました、書かせていただきますね！本当にありがとうございました！ (2018年8月14日 22時) (レス) id: 9b011717c8 (このIDを非表示/違反報告)
ひつぱん(プロフ) - ぴーさん» コメントありがとうございます！川上さんのお話も今のところリクエストをいくつかいただいているので書かせていただきたいなぁと考えています！ほんとにありがとうございます（ ; ; ） (2018年8月14日 22時) (レス) id: 9b011717c8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ひつぱん | 作成日時：2018年8月5日 22時
