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入学式 ページ2
少し薄暗い空間に沢山の棺が浮かぶ。
あの中には新入生の方々
狭く暗いあの空間は魂の資質を闇の鏡が選んだ才能ある方々。
学園長が鍵を開けるまでは誰も出る事は出来ない
＿＿はずでしたが…
「それにしても学園長はどこに行っちゃったのかしら？式の途中で飛び出して行っちゃったけど……」
と美しい男性が言う
つられてタブレットの方もこう声を漏らす
「職務放棄…………」
と
他にも「腹でも痛めたんじゃないか？」などの声も出る
心配しているのか、馬鹿にしているのかまだ分からないけれど……
そんな事を考えていると
バンッ！！
と勢いよく扉が開いた
開いた扉の先には先程から色々と言われていた学園長の姿
「違いますよ！」
と学園長曰く新入生が1人足りないため探していたそうです
その新入生くんが寮分けをする為に闇の鏡の前に行き、
「汝の名を告げよ」と相変わらずの重低音の威厳のある声でそう告げる
「ユ、ユウ…です」と少しだけ自身なさげにそう言う彼
「汝の魂のかたちは………
…………………」
「わからぬ」
と告げた
魂のかたちがわからないなんてそんな事あるのでしょうか……？
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作者名：初羅＿*. | 作成日時：2023年4月16日 11時
