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手当てをしてからしばらくして、男の人が呻き声をだした。
「う、うう」

声かけてみるべきだと思い目を覆ってたタオルを取り話しかけた

「大丈夫ですか?」

「んん、、」

最初は言葉になっていなかった
意識が段々浮上して来たのか目をゆっくりと開いた
そしてバチっと目が合う

「え…は…?
ここはどこ?君は誰だ?」

「ここは私の家です。私、野中 凛花って言います。外からすごい音がしたので、見に行ったらあなたが倒れてました。あなたこそ誰ですか?どこでそんな怪我をしたんですか?」

「僕の名前は…降谷 零と言います。…僕玄関に倒れてたんですか?」

ん?降谷零?
どこかで聞いたことのある名前だな…

「ええ。玄関の前で倒れてましたよ!本当びっくりしましたよ!!」

降谷「あの…こんなこと、信じてもらえないかもしれませんが…
僕は目を覚ます前、警察として追っていたある組織と壊滅作戦の指揮をしてました。海の近くの倉庫で組織の幹部と向き合って拳銃で何発も撃たれました。
意識も薄れていくし、これでもう死ぬんだと覚悟したのですが、ここって現実の世界ですよね?」

私の家は海からかなり距離があるのにこの人どうやってここに来たんだ
それに話を聞いて思ったが…この人ひょっとして…いやひょっとしなくても


凛花「名探偵…コナン?」

降谷「!?」


降谷「え?君はコナンくんの知り合い…なのか?」

凛花「知り合いではなく漫画です…
降谷さん、漫画の登場人物と同姓同名…ですよね?というか警察って…本当にコナンの世界から飛んで来たとかじゃ…いや自称 降谷零とか?」


降谷「僕は正真正銘降谷零です
コナンくんが漫画になってるとか信じられないのですが…理解が追いつかない…要するに僕もその漫画の登場人物ってことですか?」

凛花「やっぱりそういうこと…ですかね?
降谷さん、もしかして潜入捜査の一環で安室透として毛利小五郎に弟子入りしたり、黒の組織でバーボンって名前で活動してたりしてませんでしたか?
先程警察って言ってましたが、警察庁警備企画課所属…要は公安警察ですか?
その漫画に出てくる降谷さんがそうなのですが…」

降谷「!?そうだよその通りだ…」

という事はこの降谷さんはコナンの世界からトリップして来た降谷さんってことになるのか



どうしよう。私、コナンの世界からトリップしてきた降谷さん拾っちゃいました。

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もの - ものものもの (2018年9月17日 16時) (レス) id: 125b567880 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆず丸 | 作成日時:2018年8月4日 19時

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