3-降谷side- ページ22
優馬さんと岬ちゃんと作戦会議をした次の日
バイトが休みだったので、街に凛花へのプレゼントを選びに来た
来週の店の定休日と凛花の休みが一緒だったからその日にサプライズパーティーにしよう!って話になった
昨日の夜、布団の中で考えていて
来週か…意外と時間はないなと思い
慌てて今日買いに来たのだ
一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一
しっくりくるものがないなぁ
1時間ほどいろんな店を見たが凛花が喜んでくれそう、好きそう!ってピンと来るものが見つからない
せっかくあげるのなら、凛花に気に入ってもらえるものにしたい
一緒に生活していて、凛花はモノを大事にする人なんだなという事が印象に残ったからだ
凛花の部屋はものがあまり置かれておらず、シンプルだ。
ゴチャゴチャする小物も整理して1つのボックスの中に仕舞われている。
僕も潜入捜査の一環で、部屋に物は全く置かなかったのだが凛花は会社で働く一般人だ。
不思議に思って凛花に「これだけで大丈夫なの?」と聞いてみたことがある。
帰って来た答えは
「大丈夫っていうか…
わたしに必要なものはこれだけなの!
必要ないものは買わないし、大事な宝物だけこのボックスにしまってるから…
見て、このピン留がわたしの一番の宝物
昔お父さんに買ってもらった大事なものなの」
そう言って彼女が見せてくれたピン留はずっと何年も大切にしていたのだなと伝わるものだった。
たくさんものが溢れかえってる今、こんなに物を大事にするというのが印象に残った
凛花の宝物の1つになるようなものがいい。
そう思うとなかなか見つからないものだ
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もの - ものものもの (2018年9月17日 16時) (レス) id: 125b567880 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆず丸 | 作成日時:2018年8月4日 19時