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凛花「どうしてかって…聞いてもいい?」
零「うん、いいよ
簡単に言えば一人ぼっちだから…かな?」
一人ぼっち?
零「向こうの世界に戻れたとしても、まず死んでるかもしれない。こっちの世界に来た時には死を覚悟したんだから…
幸い僕がやるべき案件はすべて終わったから仕事に関しては何も心配してないんだけど…
公安としては社会の闇を知りすぎた僕は抹消したい対象かもしれない。
もし生きていたとしても…僕の周りの人はほとんど亡くなってるから1人だ。
警察学校の同期も、幼馴染も、昔お世話になった先生ももうこの世にはいない。
この年齢で上まで登り詰めたはいいけど、年上が部下だと信頼してもらえてるかな?とか思ったり陰口を言われることだってある
捜査中にも沢山の物を失った。自分の正義も分からない。自分の名前が分からなくなった時もある。
毎日、命が危険だって張り詰めて生活してて毎日が緊張の連続で…
戻ってもいいことがないと思うし、ここで新しい人生を始めるのもいいかなって思うから…」
凛花「…そっか…」
それ以上返す言葉が見つからなかった
漫画では全然そんなこと分からなかったけど
色々大変なものを背負って、孤独の立場で苦しんで戦ってきたんだな…
警察学校の同期とか同じ潜入仲間とか亡くなってるんだもんね…
潜入捜査自体も気の張り詰めて休めるとこなんか全然無かったんだろう
絶対できなかった事だけど、大変な時に隣で寄り添いたかったな。
零くんの安心できる場所を作ってあげたかった…
零「ごめん!そんなシラケさせるつもりなかったんだけど…:(;゙゚'ω゚'):
してみたい仕事とかあるから、それをできたらいいなって思ってるところかな!
さ、買い物続き行こう!!」
凛花「…うん!!」
せめてうちにいる間だけでも安心していれる家にしたいな…
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どうも!
作者です!!
ここまでしんみりした話が続いてますが…
後々の物語の核心をつく大事なポイントなのであえて書かせていただきましたm(__)m
ここからは驚くほど賑やかでわちゃわちゃな日常に…なる予定です!!
強烈な新キャラも出てきます(オリキャラ)
「君と私と」
付き合ってもらえると嬉しいです!
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もの - ものものもの (2018年9月17日 16時) (レス) id: 125b567880 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆず丸 | 作成日時:2018年8月4日 19時