君と私と【名探偵コナン】

1.始まり ページ1

OLの私にとって金曜日の夜、家に帰った後の晩酌ほど楽しみなことはない
その瞬間のために生きているといっても過言ではないし、一人暮らしの私にはそれぐらいしか楽しみがないのだ


仕事終わりの人たちでいっぱいな満員電車に揺られる。私の乗った駅ではもう沢山の人でごった返していたから立つしかなかった。
人混みにもみくちゃにされながら、私は電車から降りたらどのお酒を買うか考えていた


何を買おう。やっぱり定番なビール？
いやたまにはワインとか？
日本酒…いや、奮発して高いお酒もいいな



楽しみなことを考えるのは嫌ではない



一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一





プシュッ！ゴクゴクゴクゴク

「ぷはぁーーーー！！！」

迷った結果、ビールにした
開けて自分の喉を潤すようにゴクゴク呑むのがやはり一番好きだ
この瞬間はほんと生き返る。至福のときだ(^^)v


今週も長かった！
日本人はほんと働きすぎだと思う。
訳の分からない書類を整理してる時ほど苦痛なことはない


こんなことやりたくなーーーい！！
って全力で叫びたくなる

叫ばないけどね笑




大学進学とともに一人暮らしを始めたがやはり何年経っても少し夜寂しくなるのは変わらないようだ

私はおもむろにテレビをつけた







ゴン、ガガン、ドド、ドサッ







テレビを見始めてからしばらくして、玄関の外から何かがぶつかる音がした


え？なんの音？
恐怖を覚える
一人暮らしだと夜に騒ぎが起きると不安な気持ちになる。
私意外と怖がりだから！


テレビを消して、忍び足で玄関に向かう

玄関に鍵が閉まってることを確認してのぞき穴からそっと外を見る



えええええええΣ(ﾟдﾟlll)
ちょ、ちょっと待って



人が入り口に倒れてるんですけど。。。
普通に怖い

倒れてるなら酔っ払いとかか？

怖いがドアを開けて確認してみる



倒れていたのは若い男の人だった
金髪綺麗だな…
顔だち整ってるしカッコいい方に分類されそうな人だ

あ、腕のとこ怪我してる
とりあえず起こして話を聞いてみよう


「あの、大丈夫ですか？」
揺さぶって声をかけるが返事がない
し、死んでないよね…？


この人の素性も分からないしかなり怖いがとりあえず怪我の手当てをしたほうがいいかもしれない
ちょっと強引だが足を掴み、家の中に引きずっていれた。

登場人物説明→

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す