【DEATHNOTE】名探偵と殺人鬼と俳優【男主】2

81冊目 ページ35

やるんだったら、ちゃっちゃと終わらせるか。
変な空気になるのもイヤだし。






『…あの告白の返事なんだけど、』






ゴクッと、真剣な表情の月が固唾を呑むのがわかった。






『俺は、月を恋人の様には思えない』






少し残念そうに月の眉が寄る。







『けど、友達なのかと言われると違う気もする』






自分で言ってても、ハッキリしないのはわかってる…つもりだ。






『だから、もう少し…返事は考えさせてくれないか。

他の女と関係持ってたのは、気にしてねーから』







結局、曖昧になっちゃったな…

けど、それが俺の本心なんだから仕方ない。



正直、俺も自分が月をどう思ってるのかよくわからない。

前の月は少し怖かったけど、今の月は、やっぱり昔に戻ったみたいで、落ち着く。



…てか、そもそも恋愛的に"好き"って何だ？

キスできるか？ヤレるか？

でも、それなら俺は男相手のワンナイトラブもした事あるし、その定理でいうと、俺はLが好きという事になる。

…難しいな。






「返事は、いつでも良いよ。

…その事は、本当にごめん。僕はあの時、どうにかしていたんだと思う。

でなければ複数の人と付き合うなんて_______」


『わかってる』






前の月なら兎も角、今の月がそんな事を本心でするなんてあり得ない。






『ちゃんとわかってるからさ』


「…どうやら、話は済んだみたいですね」


「ああ…なんか悪いな、竜崎」

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