【DEATHNOTE】名探偵と殺人鬼と俳優【男主】2

53冊目 ページ7

月



今日、本当はリュークが付いていても分からなくするために大人数でこようと思ったんだけど______






『なぁ月！次はパフェ食べよう！』







こんな可愛い姿のAとデートできるんだから、
大学の奴らなんて連れてこなくて正解だったな。







「A、楽しむのは良いけど、本来の目的を忘れないようにね


『わかってる！俺これでもちゃんと観察してるんだからな』






そう言って楽しそうに笑うAは、本当にどこからどう見ても綺麗な女性にしか見えない。

映画やドラマでも今まで一度も女装なんてした事なかったから、この姿はかなり貴重だ。






ｶｼｬｯ






『あっ、何勝手に撮ってんだよ』


「ごめんごめん。Aのこんな姿貴重だからさ」


『まあ、別に良いけどさ』







.








さてさて、次のパフェはどこで食べようかな〜。

…ん？あの店、【NOTE BLUE】？



【青山で、ノートを見せ合う】

…ただの偶然か？






月は何も言ってこないし、気にしてもいない。

やっぱりただの偶然か。






______？、なんか凄い視線を感じる。

ああ、あの女か。



地毛の髪にしては不自然なボリューム。
ありゃカツラだな。今日の俺より全然セットが下手だ。

あの安っぽい制服、コスプレでもしてんのか…？

あの女、実際は高校生なんかじゃない。
多分、20代だな。



それに、なんだか俺に敵意があるみたいだ。
あんなあからさまに睨みつけて。

でも、俺はあんな女知らないしな。
月の元カノか…？



まあでも、今の俺の方がレベル高いな。






『ふんっ』






見下すように嘲笑うと、一気に眉間に皺を寄せ、思いっきり俺を睨みつけてきた。

ザマァ。

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