129話 ページ42
『ん？』
風呂上り、タオルで髪を拭きながら部屋に入ると、
つい最近見た光景とほとんど同じ光景があった。
『切島…』
俺の部屋の中でビシッと背筋を伸ばして椅子に座る切島が居た。
「青葉先生！あの、俺謝りたくて！」
まあ、俺はそんな気にして無かったが、生徒の気持ちを無下にするわけにも以下ねぇよな。
ドアを閉め、切島と向かい合う形でベッドに座る。
「あの…昨日はただ、先生に俺の気持ちを知って欲しかっただけで、あんなことするつもりはなかったんです！
言い訳は男らしくないってのはわかってんですけど、
本当に、すみませんでした！！」
バッと勢いよく頭を下げるあたり、コイツらしいな。
俺は立ち上がり、切島の隣に座る。
『俺は別に気にしてねぇよ。
まっ、生徒の欲求ってのは大切なもんだ。
お前ら若いしな』
いつもとは違うセットしてない髪を撫で回す。
へぇ、切島って意外と髪質柔らかいんだな。
毎朝早起きしてんのは、わざわざツンツンにセットするためか…。
『お前の気持ちは嬉しいが、俺はお前らの先生だ』
「そう、っすよね、」
何情けねぇ顔してんだか。
『俺に告るんなら、俺より強くなってから来いよ。
そしたら少しは考えてやる』
「え、ま、まじっすか！？
考えてくれるんすか！」
『ああ。俺より強くなったらな、』
「っ、俺！絶対強くなります！！」
元気があって良いね。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 608人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
（名前）(プロフ) - こんばんは！Part1もう見れないのでしょうか？涙 (5月4日 22時) (
レス) id: 409bc32b73 (このIDを非表示/違反報告)
ダリルlove(プロフ) - さくひんか゛消えてます (2月6日 17時) (レス) @page48 id: 00fefcfdd0 (このIDを非表示/違反報告)
シンシャ - 狂犬教師ストーリーが面白くって好きです。 (1月7日 21時) (レス) @page1 id: cf18baae16 (このIDを非表示/違反報告)
琉樹 - すごい面白くて、好きです！！更新楽しみにしてます！！頑張ってください！ (2019年8月31日 15時) (レス) id: ee45917e2f (このIDを非表示/違反報告)
鴉丸(プロフ) - 思わず一気に読んでしまいました！更新楽しみに待っております！！頑張って下さい！ (2018年10月15日 23時) (レス) id: 3371674668 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：れもねーど
| 作成日時：2018年4月8日 0時
