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「日本は法治国家ですよ！皆さん冷静になってください」
全く、人の気も知らないで危ない場所に飛び込むなんて。
このまま殺されてもおかしくないぞ。
『証拠もないのに、よそ者だからって犯人と決めつけるのは良くないと思いますよ。とりあえず警察を呼んでは？』
穏便に済ませようと、私も水木と共に村人の前に立つ。
「警察は来ないわ」
乙米は、昨日の龍哭によって雪崩が起き、村に入ることも出ることも出来なくなっているとのこと。本当かどうかは怪しいが、どうやら警察は怖いらしい。これだけきな臭い村だ。叩けば叩いた分埃が出るに決まっている。
私たちが間に入ったことにより、白髪の男を殺す雰囲気では無くなった。
『これ以上面倒なことになりたくなかったら、大人しくしておくんだな、幽霊族よ』
男にだけ聞こえるようにそう言えば、私の顔をチラリと見た後、小さく頷いた。
「この男はあなたが見張ってください。あなた方の言い分でこの男の処遇が決まったのですから」
連れてこられたのは、昨日寝泊まりした和室とは似ても似つかない、ボロボロの牢だった。
しかも、ここでこの男を見張っていろだろ？私たちは、使用人でもなければ、用心棒でもないのだぞ？
『客人をこんな所に泊まらせるなんて、随分な扱いですね』
「おや、貴方方は招待された客人では無いはずですが？」
お互いニコニコと愛想笑いを浮かべながらも、長田と私の間に火花が散った。
そんな私たちの様子を見かねて、水木が私を引き剥がす。
その間もあの気に食わない長髪男は、ニコニコとこちらを見ている。
余所者3人を一か所に集め、自分達が動きやすいようにするという魂胆が丸見えだ。人を良いように使いおって。
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せいた(プロフ) - めっちゃ面白い！続ききになるので更新楽しみにしております！！ (5月4日 19時) (
レス) @page18 id: 4527c8b3f3 (このIDを非表示/違反報告)
リノ(プロフ) - 上手く言語化できなくて申し訳ないぐらい神作見つけちゃったよ…どうしてくれんのよ大好きですBIG LOVE。作者さんの原作リスペクトも伝わってくるし違和感もないのホントうま杉田玄白でハゲそう。コメント250字しかできないのが辛いよ。更新全裸待機しときますね！ (3月26日 3時) (レス) id: cc90a56098 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - やばばばばばめちゃ好きです… (1月4日 18時) (レス) @page18 id: a05e9c9f42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れもねーど
| 作成日時：2023年12月19日 21時
