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翌朝の目覚めは最悪だった。女の叫び声と、廊下でバタバタと鳴る足音。そんな五月蠅さを無視出来るはずもなく、私と水木は身支度を早急に整え、騒ぎの原因の元へ向かった。
そこでは、昨日当主となったばかりの時麿が左目から頭を貫かれ、息絶えていた。
この場所、昨日妙な霊力を感じた場所と近いな。妖怪の仕業か？まあ、龍賀家の当主に不満を持ってる者は多そうだったし、妖怪でも人間でもおかしくはない。
水木は当主がこんな小さな町で殺されたという事実にかなり動揺しているようだ。
『水木さん、顔色が悪いです。休みますか？』
「いや…、それよりお前は、何でこんな現場を見て飄々としてられるんだ？」
しまったな、私も少しは動揺している風に見せた方が良かったか。水木が不気味な物を見るような視線を受け、今更ながらに少し後悔した。
そんな騒ぎの中、下駄をカラン、コロンと鳴らし、白髪の風変わりな捉えられた男が現れ、場の空気は一変する。
「随分と乱暴じゃのう…、わしは争い事は嫌いなんじゃがのぅ。どうじゃ、皆で風呂にでも入らぬか？」
呑気な男の言い分に、さらに場の空気は不穏なものになっていく。
しかし、あの男…見た目は普通の人間に見えるが、霊力がある。それにこの霊力は、幽霊族の生き残りか？最近はめっきり見なくなったが、まさかこんな所で会うとは思わなかったな。
村の人間共は怪しい男が現れ、完全にあの男が犯人だと決めつけ、殺せと叫ぶ。
幽霊族は見た目は人間とそう違いはないが、間違いなく妖怪だ。男ども5.6人などすぐに片付けられそうだ。だがまあ、ここで暴れられると、水木にも被害が及ぶ可能性もある。
仕方なく助け舟を出そうと、斧を振り上げた男を止めようと、口を開く。
「待ってください！！」
隣に居た水木が、その流れを断ち切ろうと、村人たちと男の間に割って入った。
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せいた(プロフ) - めっちゃ面白い！続ききになるので更新楽しみにしております！！ (5月4日 19時) (
レス) @page18 id: 4527c8b3f3 (このIDを非表示/違反報告)
リノ(プロフ) - 上手く言語化できなくて申し訳ないぐらい神作見つけちゃったよ…どうしてくれんのよ大好きですBIG LOVE。作者さんの原作リスペクトも伝わってくるし違和感もないのホントうま杉田玄白でハゲそう。コメント250字しかできないのが辛いよ。更新全裸待機しときますね！ (3月26日 3時) (レス) id: cc90a56098 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - やばばばばばめちゃ好きです… (1月4日 18時) (レス) @page18 id: a05e9c9f42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れもねーど
| 作成日時：2023年12月19日 21時
