ついに本部に来た ページ9
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指名手配犯、たった今かまぼこ隊と警戒しつつも合流を果たした。
「うわぁぁぁぁもうA無事で帰ってきてくれてよかったぁぁぁあ」
「オイ子分!すぐどっか行くんじゃねぇ!!!」
と何度目かもわからない再会を果たす。流石にかまぼこ隊のメンタルはズタボロだった。
「次柱がきた時は3人でAを包むことにしたんだ!こう、三角形に!」
「ありがとう、作戦まで立ててくれて!」
「次は大丈夫だ!」って言ってガッツポーズする炭治郎は物凄く心強い。そして布団をひいて寝ようとしたらやたらと伊之助と善逸がくっついてきて暑苦しくてそれどころじゃなかった。
「あ、あのさ、ちょっとだけ離れることってできる?」
「会えない時間寂しすぎたもん!」
「子分弱っちくてすぐどっか行くだろ!だから見張りだ!!!」
「こら!そんなにくっついてたらAが寝れないだろう!離れて寝なさいッ!」
Aがいることの幸せをこの数日間で噛み締めていたのだ。次は絶対拐われないようにしよう、と肝に命じた。
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そして翌朝、平和な1日をまったりと過ごしていたかまぼこ隊だったが、そんな平和も一瞬で去って行った。
「嗚呼、彼女を借りていくぞ…南無阿弥陀仏…」
突如現れたのだ、岩柱様が。大きな体格に思わず「ええええええ」と叫んでしまった。
そして炭治郎と善逸と伊之助はAを包囲しようとした。岩柱様は鬼殺隊の隊士を傷つけられないからこの作戦は成功すると思った。思ったのだが…
包囲する前に連れ去られてしまったのだ。それじゃあ元も子もなくなってしまう。
「岩柱様…あの、本当に私は何もしていないんです……」
「なんて可哀想な子だ…嗚呼、南無阿弥陀仏…」
またも一瞬で遠ざかっていく炭治郎達の姿。悲しい、悲しすぎる。
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___そして今回は本当に本部までついてしまった。
体感は1分くらいで着いた。岩柱様の凄さを改めて実感した。庭に連れて行かれて、柱が全員集合している姿を見て私は冷や汗をたらす。ここで悟ったのだ。
あ、死ぬんだ。
私、死ぬんだ。
短い人生だったけど色々な人たちに支えられていて本当に幸せだった。
私が空を見て死を悟っていたら、何故か柱の皆様方はどんちゃん騒ぎになっていた。
「岩柱様…これって一体…。」
「少し席を外そう。何も連絡なしに来てしまった…嗚呼。」
近くにいた岩柱様とともに、私は屋敷の反対側の庭に避難した。
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Nami☆ - 面白かったです!冨岡さん推しなので、冨岡さんルートあって良かった!😄 (3月18日 9時) (レス) id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
ぬん(プロフ) - ヤルネコさん» すみません汗!アンケートの結果5人のオチを書いて終わると言うことになりましたので、他のルートを書く予定はございません。本当にごめんなさい! (2020年4月8日 20時) (レス) id: 2ea5b93c28 (このIDを非表示/違反報告)
ぬん(プロフ) - ヤルネコさん» すみません汗!アンケートの結果5人のオチを書いて終わると言うことになりましたので、他のルートを書く予定はございません。本当にごめんなさい! (2020年4月8日 20時) (レス) id: 2ea5b93c28 (このIDを非表示/違反報告)
ぬん(プロフ) - トモさん» ありがとうございます!そう言っていただけるとかいてよかったなって心から思えます、ありがとうございます!!義勇さんに!嬉しいです!善逸のまで読んでくださるんですね汗本当に感謝でいっぱいです。これからもよろしくお願いします! (2020年4月8日 20時) (レス) id: 2ea5b93c28 (このIDを非表示/違反報告)
ヤルネコ - 他のルートも、ぜひお願いします! (2020年4月8日 15時) (レス) id: ad493a3440 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぬん | 作者ホームページ:http://urana
作成日時:2020年3月23日 14時